2009年3月アーカイブ

サワダスタジオでニコンD3xを仕事で使い始めて4ヶ月が過ぎました。

MacOS10.5.6でのUSB通信の切断が大きな問題でとりあえず10.5.5での使用になる。
解決策はただ1つ。OS10.5.5の再インストール。これがとても面倒である。
噂ではMacの対応が遅れている為10.5.7でも改善されないようである。

D3x+ナノクリレンズはピントが浅い。(試写被写界深度が浅い)
これは当初DXフォーマットとFXフォーマットの違いだけかと思ったがどうやらそれだけでなく、ナノクリレンズの解像度(3000万画素想定で設計されている)とD3xの解像度の良さから来るものも有る事は確かである。
今まで解像していなかったファジーな部分をちゃんと解像する分そうなるのだ。
さらに、抜けの良いさと相まって試写被写界深度が浅く感じる。(1絞〜1.5絞)
ただ、そのボケ方は素晴らしいグラデーションで立体感のある奥行きを感じる画像を創ってくれる。

ハッセルH3D-39の撮影でも自分の感覚より試写被写界深度が浅く感じたのは記憶に新しい。

また、D2xで緩和(トーン潰れ)していた部分も結構潰れず表現される。
これもD3x+ナノクリレンズの恩恵である。
画素数(情報量)が倍になった分滑らかなトーン表現がされる。

カメラ設定で気を付けなければならないのが<ピクチァーコントロール>でこれを<<ニュートラルに>>にしておかないと画像処理の時にコントラストが強すぎて後悔する事になる。

来週早々ジックリ、カッチリ撮影する商品撮影が有るので4×5+ D3xを登場させようと予定しております。



午前中、未来系の3輪電気自転車開発スタッフの集合撮影と商品撮影のロケハン(下見)をした。
集合は都内に有る本社ビルロビーにて3輪電気自転車を囲んでの撮影になる。
社長を含め総勢20名程。


集合写真といえば、以前ある通信会社のポスター撮りでスタジアムの席に似たてたひな壇の席に100名を座らせスタジアムに合成する観客の切り抜き撮影した事が有る。

100人の人間を1度に撮影する事はとても難しいと思って覚悟してスタジオに入るが、野球観戦の観客ということで目的がハッキリ決まっていて、エキストラの方々がバリエーション豊かなアクションをして下さり思っていたよりサックっと終わった。


目的をハッキリさせ単純化させる事で容易に撮影出来た。


今回の集合写真は目的ははっきりしているがそのポーズに問題が有る。
とりあえず記念写真らしく撮影するがアメリカのそれのように少しアクションを付けようかと思っているが時間も無い中出来るだけの挑戦はします。


普通じゃつまらないから!


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ハヤサキスタジオ時代、正式にアシスタントからカメラマンとして昇進すると新品の4×5カメラ<トヨビュー45G>三脚<5段ジッツオ>レンズ<フジノン240㍉>が与えられます。

昨日までアシスタントだった僕には夢にまで見ていた自分の4×5カメラ一式です。

自分で少しづつレンズをそろえて今では65㍉〜600㍉まで計14本になります。

4×5カメラは素人の方にはあまり縁のないカメラですね。
それはデジタルの対局にあるカメラで、とても原始的でアナログチックでカメラの原点でもある。

昔は4×5カメラが使えなければプロカメラマンとして胸を張れなかったが、今はPC(HS)が使えなければプロのカメラマンとして胸を張れない。

話がそれてしまったが現在も使用しているその4×5カメラは、苦楽を共にしてきた相棒であり「百戦錬磨の由緒あるハッセル」と同じく僕の宝物だ!

このカメラで広告写真を学び、ライティングを身に付け、技術を磨いた。

その4×5カメラも今のデジタルの時代ではほとんど使用率が低くなったかと思ったが最近また復活の道が有るのではと考えている。

D2xから昨年12月にD3xにし、レンズもナノクリ、PCをインテルマックへと機材一式を切り替えた。

CMOSが35㍉フルサイズとなりDXフォマットになれていた僕にはピントのボケ具合に違和感を感じている。言い方を変えるとピンが浅く感じるのである。

そこで考えたのが先日アダプターを購入してテストも繰り返してきた4×5カメラ+D3xである。

パンフォカースの撮影ではD3xでピン違いを数枚撮影し後処理合成の作業が有ったが、4×5を使えばアオリが使えてパンフォカースの写真が1度で撮れて時間短縮。

ピントグラスでレンズがケラレてもLV搭載により画像の確認ができる。

広角系のレンズ制約はあるものの後は実践投入あるのみです。

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<NikonD2x+18~200>
午前中に会社で画像処理を済ませ午後は千葉の実家に次男ナオと遊びに行く
久しぶりにぶらぶら近くを散歩
昔から有る家が枯れたツタが絡まる廃屋となっていた
なにか複雑な気持ちになる



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<NikonD3x+N35~70>
フード撮影には色々なカテゴリーが存在する。
僕の仕事を例にすると大きく分けて
1. 外食系メニュー撮影
2. お菓子、アイスクリーム、レトルト等のメーカーのパッケージ撮影
3. レシピ制作での調理例等

1から3のカテゴリーの中からさらにサブカテゴリーで細分化されていく。

例えば外食と言っても和食、洋食、中華・・・・。洋食でもイタリアン、地中海、フランス、スペイン等々沢山有ります。

それぞれのジャンルでの仕来りやマナー等は心得ているつもりだが、撮影本番前の最終的なチェック(ナイフフォークの置き方や皿や料理の位置や回転等)は料理長やフードコーディナーターにして頂くことにしている。

また、朝食の朝日は差し込むようなライティング、アメリカ風タッチの「ドロッとした」ライティング等あげればきりがないほど有るのだが、プロとして全ての技術の引き出しを持っていなければ仕事は成立しない。

フード撮影ではよく言われる言葉に「シズル感」がある。
極論をいえば「シズル感」が全てかも知れない。

そのシズル感は日頃僕たちが口にしている食べ物やドリンクを注意深く観察して学ぶほか無いのである。当然その環境もだ!

常夏の南の島で飲むビールのシズル感。

少し暗いバーカウンターで飲むシングルモルトのシズル感。

握ってすぐ目の前に出された江戸前寿司のシズル感。

授業料だと思い、高いお金を払っても本物のシズルを目の前にして勉強しなければならない。カメラマンとはそうゆう職業でもある。偽物ではいけないのだ。


僕がフード撮影をする時は出来るだけ試写体に寄る事を心がけている。

離れれば離れるだけシズル感が無くなるからだ。

フード撮影に要求される事は多く、人が口にした時の食感や肉汁の出る感覚、香り、暖かさや爽快感、のどごし、人間の全ての感覚に刺激と欲求を与えなければいけないものである。
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<HASSELBLAD+Planar80>

一瞬のシャッターはフィルムに感光し、人の心に定着される。

カメラは撮ってこそカメラです。

どんなに良いカメラを多く持っていても体は1つ同時に2台は使えません。

潔く1台に1本のレンズを付けて挑みましょう。

無彩色の一色無限のトーンの世界に!


しかし、カメラはモルトが落ちはじめ、レンズはヘリコイドが重く遊びが出始めました。

以前ギアハウスに在籍していた角田さんに修理をお願いしようと思っておりますが修理代、結構いきそうな感じです。

見積り出して頂いて検討します。




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<NikonD2x+18~200>
今日の東京タワー
イルミネーションが変わってました。

広告写真業のカメラマンとして今年でかれこれ22年になる。

モデル、料理、宝石、車等、振り返るとジャンルを問わず色々な広告写真を撮影して来た。
と言うより広告写真の中で改めてジャンル分けする事も無いと常日頃思っているのですが。

その中で一番大切にしているし、大切にしなければいけないと思っている撮影は「商品写真」だと思っています。

イメージカットとは違い、ごまかしの効かない直球勝負の世界で、カメラマンの技量がはっきり現れ、なおかつ大変難しい撮影でもあるが地味な撮影でもある。

モデル撮影と違いリズムやノリも無ければ駆け引きも無い。
商品をモデルに例えると、カメラマンがヘヤーメイクもスタイリストも行ない綺麗に仕上げていきポーズも決める。

全てカメラマンの判断と責任で進められていく、とても根気のいる撮影である。

オヤブン(僕が以前勤めていたハヤサキスタジオ社長早崎治氏)によく言われた言葉に


「商品撮影にこれでよいということはない」


最近その意味が少しわかるような気がします。

商品撮影に終わりは無いが責任を持って終わりを創るのもカメラマンの仕事なのです。


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<HASSELBLAD+Planar80>
家族の節目の記念撮影
一瞬のシャッターはフィルムに感光し、人の心に定着される。


学生時代、僕はバイトで幼稚園児の体操のオニイサンをしていた関係で子供の扱いは慣れている。慣れていると言うより得意である。

笑ってなくても良い、泣いていても怒っていても良いんじゃないかな!
色々な喜怒哀楽が有り家族は暮らしていく。

写真館では撮れない心に残る写真を撮影したい。



ところで、サワダスタジオは港区東麻布に有り外に出て10歩ほど歩くと東京タワーが目に飛び込んできます。

3階建てマンションの2階に有り、自社スタでは主に貴金属や化粧品等の小物撮影が多いですが料理の撮影やポートレート、選挙ポスター等も撮影します。

上のポートレートも自社スタで撮影です。

大きい商品やモデル撮影の大半は貸スタでの撮影になります。



話は変わりますが、昨日の夜から先週ロケしたRAW画像をバッチ現像させています。

約300枚の現像処理が有るのでMacに夜間処理してもらうのです。

D3xでフルサイズのTIFFだと70MB有るので70×300=21000MB=21GBですね!

外付けHDDでの納品になります。

D3x+MacBookPro+OS10.5.5での撮影画像取り込みは何のトラブルも有りませんが10.5.6だと

USB通信のトラブルが発生します。

早急にMacが対応してくれる事を願います。


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<NikonD2x+18~200山小屋にて撮影_2/16アップ>


チョット聞かれたのでお話ししますが、基本的にブログにアップロードしている仕事以外のプライベート画像は合成等の加工は全く行ってません。

しかしながら撮影当時の見た目の印象に近づけける為の色やコントラスト調整はしています。

さらにHPの表紙写真も同様です。

特にHPの表紙写真の撮影では、四季折々の季節感やその時その場所に居た偶然性や運命的なすばらしさ、一発写真の力強さや美しさ、少し味付けした面白い世界を表現したいからです。


今後スタジオでの表紙画像が登場するかもしれませんが考え方は同じです。

2/16にアップした画像は山小屋前の道路で撮影しました。

-15℃の寒い朝、雪と太陽の演出で奇麗な写真が出来ました。

また、昨日アップした画像は、山小屋のテラスに水を入れた黒いバットに真鍮製のサワダスタジオのSSロゴを夕方仕込んで一晩、氷点下になる夜に凍って予定通りの面白い写真が撮れました。

これからのHP表紙写真に乞うご期待!

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<NikonD2x+18~200山小屋にて撮影>
表紙写真テスト撮影



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<NikonD2x+18~200_20050215撮影>

先週の金曜日お別れ会が有りました。

ハヤサキスタジオ時代から今まで長い間、僕のアシスタントとして手伝ってくれた良きパートナーのS君が、お父さまの都合で神戸に帰る事となったのです。

S君はとても機転のきくすばらしい人です。

不況の嵐が吹くこの世の中ですが、神戸に行っても、この業界でなくても、立派に生きていく事が出来るのがS君です。


「さらば!元気で!」



ところで、昨日ウサギのくるみの病気があまり良くならないので思い切って病院を藤沢に有る「きち動物病院」に変える事にしました。

今までの医療方針に大きな間違えは無いが薬の種類と投与の量と期間を変えました。

内容は量を半分、期間を4週間だった物を6ヶ月また飲みやすいように甘い薬です。

今までくるみを押さえつけて苦い薬をシリンジで飲ませましたが、匂いも甘いので自らよって来て飲んでくれます。

焦らず、ゆっくり良くなってね!



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<NikonD2x+18~200山小屋にて撮影>
本日HPの表紙を変えました。
見てね!

3連休 2/3

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<NikonD2x+18~200ナオ撮影>

昨日のシットリ天気から一変して今日は快晴!

朝から手すりにヒマワリの種を置くとシジュウガラが集まります。

次男ナオがシジュウガラの着地を撮影しました。ジャンプしてるみたいですね!

昼間は9℃、薪ストーブが活躍します。

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<NikonD2x+18~200>

天気も良いので昼から山小屋の大掃除。

座椅子、コタツ、イス等テラスに出して掃除機をかけます。

その後はチェンソーの分解掃除しておやつ食べて、ナオとトランプ、トランプ!

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<NikonD2x+18~200>


3連休 1/3

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<NikonD2x+18~200>
東部湯ノ丸PA あの雲の中に山小屋が!

3/19、友達のお別れ会で出発が遅くなったのと途中のPAで仮眠のつもりがバク睡してしまい山小屋に到着したのが20日の朝7時。

到着前から雨が降りだし山小屋に到着した時には横殴りの本降り。
それも2時間で治まりその後はずーと霧の中です。

薪ストーブに火を入れて暖をとり、デッキの手すりにヒマワリの種を置くとシジュウガラの仲間が集まって来ます。

雪が無い時は山小屋に来ると色々創りたくて慌ただしくしていますが、雪の有るこの時期はこんな日が多いです。

今日はのんびり次男のナオとトランプの大富豪等して、夜は映画ドリトル先生を見て寝ます。
ナオは小5なのにトランプが結構強くて本気モードでも負けちゃいます。
いつこんなに強くなったのか、嬉しいやら悔しいやら!

山小屋までの道路には雪は無いのですが除雪車で除けた雪は道ばたに続いていて、山小屋の周りに雪が40㎝ぐらい残っていた。

昼間は5℃、夜は-9℃です。


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<NikonD2x+18~200ナオ撮影>

3連休

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<NikonD2x+18~200>
初日の出撮影中ふと下を見ると鹿の足跡が!

ロケも無事終わり今日の撮影もサクッと終了。

明日から3連休なので次男のナオと2人で長野の山小屋に行ってきます。

昨日の最高気温が5℃、最低気温-9℃!

こちらは22℃で初夏のような陽気でも山小屋は標高1,500m!まだまだ冬で薪ストーブで遊べそうです。

モルツで乾杯

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<NikonD2x+18~200>

本日午前中少し雨が降りましたが、その後は晴天に恵まれ順調に撮影が終了し

スタッフ全員で夕食会、美味しいモルツで乾杯です。

明日も晴ますように!
そして、事故等のトラブルが有りませんように!

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<NikonD2x+18~200>
春を感じる暖かさであるが花粉症で鼻水と目のかゆさが止まらず虎ノ門にある耳鼻科に駆け込んだ。
数年前ここでレーザー手術したもののこの時期はとても辛いです。

治療して薬をもらって1時間弱、やれやれ予定外の時間だ!

薬の名前はダレンカプセル。
この薬、もの凄く効きますがそれ以上に眠たくなる事も確かです。

休日、薬飲んでうっかりソファーに座ったら最後、ズーと寝てます。
本当ですよ!気付くと寝てるんです。
運転前には飲めない薬ですね。



さて、その後スタジオに戻り明日からのロケ準の続きに取りかかる。
ロケ地は山梨県の富士山が綺麗に見えるハウススタジオで2日間外での撮影。

無理して耳鼻科に行った理由がここに有ります。

予報だと明日明後日と晴れ、結構結構!
機材を愛車ボルボに積み込み今日は早く帰る事にしましょう!


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<NikonD2x+18~200>
昨日次男のNAOを誘ってコメダコーヒーへ
僕は珈琲、NAOはソーダ水


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2008/12 毛の抜け替わりでこんなヘアースタイルに!目付きもガラワル。



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2009/03/13 トレポネーマと言う病気のくるみは毎日2回鼻に薬を塗る
暴れるのでバスタオルでグルグル巻きにして!
今日は私1人で四苦八苦。



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鼻の下の毛が少し無いのわかりますか?
悪化してくるとカサブタ状になりガサガサしてきます。




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やれやれ、苦労して塗っても直ぐに手と舌で綺麗サッパリ拭き取ってしまうくるみです。


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2008/09 ショップで販売中のくるみ(右)とくるみの兄弟
生後1ヶ月、まだ赤ちゃんですね!


午前中、恵比寿のカイロプラクティックに行った。
ここはハヤサキスタジオ時代に腰をやってから月一ペースでお世話になっている。
なので20年以上の御付き合い。
先生は60才前後と記憶しているが筋金入りのサーファーで真冬の1月に福島県まで波乗りに行くのだ。
確か9年前の正月は椎間板ヘルニアが悪化し、歩く事もままならず病院の移動に車イスに乗っていた、幸いな事に腰椎へのブロック注射が効いて手術せずに済んだ。
このまま歩く事が出来なくなるかと思ってしまうような激痛だ、僕はラッキーだった。

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2008/09/22 くるみが澤田家の一員となった記念すべき日


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気付くと居眠り!すやスヤsuya!

続きはまた明日。




千圓で御縁を

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<NikonD2x+18~200>
5円玉にベルトを巻いて財布の中に


D3xのローパス清掃にまたもやニコンプロに行く。

このゴミはおそらく外から入り込む物ではなく中のモルト等から出てくる物でD2x等も最初の頃は頻繁に清掃していたが半年も過ぎると落ち着いて来た。

ニコンの専用キットを使えば自分でも清掃出来るのだが結構時間がかかるのと清掃⇒PCでの確認の繰り返しが大変なのと保証期間中は無料なのでニコンプロに出した方が得策と考えています。

その待ち時間を利用して読みかけの本を珈琲でも飲みながらと思い、歌舞伎座の近くに有る喫茶店に向う。

途中幾つかの中古カメラ店に寄り道していたら時間がアッとゆう間に過ぎていてニコンプロから清掃完了の知らせが携帯にが入る。

残念、珈琲はまたの機会に。

行きそびれたそこの喫茶店は珈琲1杯995円。

清算の時に間違っても995円きっかり出してはいけない、1000円を出して5円玉を頂く事。

そうすればきっと良い事が訪れます。

ここの喫茶店はADのTさんに教えて頂きました。

Tさんは仕事に身も心も自由さえも捧げて取り組むまじめ方です。

僕の兄貴的存在で色々率直な意見を的確にアドバイスしてくれます。

沢山の方の支えが有って僕の今が有り、未来が有る、とてもありがたい事です!



午前中、打ち合わせを済ませD3xのローパスに付いたゴミ取りに銀座のニコンプロへ!
待ち時間の間、1Fのサロンで行われている臼田さんの写真展を見る。
プロフィールによると北海道東山町在中で用水路だけをB/Wで撮影している。
臼田さんの正々堂々とした正方形の美事なトリミング、直球勝負で気持ちよかった。

僕たちが普段何気なく目で見ている世界は全てカラーだ。
そう考えてみるとモノクロ写真は我々が普段見る事の無い特別な世界なのである。

カラーよりもモノクロ写真の方が色の情報が無い分、心に届く写真が出来る事もある。

無彩色1色の無限のトーンは人の心に訴える力強さがある。

これからも僕が勉強を続ける「一色無限のトーン」である。

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<HASSELBLAD+Planar80>
一瞬のシャッターはフィルムに感光し、人の心に定着される。永遠に、永遠に!

サワダスタジオのHPを制作して頂いているTさんより「今まで使いにくかった機能の修正完了」のメールが入り早速チェック、OK!!!。

これでとりあえずHPは完成。

この状態で表紙を各月事に更新し、仕事の画像データをその都度アップして行きます。
その後、ご覧頂いた皆様のフィードバックを反映させアップデートして行く予定。


今回制作して頂いたKさん、Tさんには感謝の気持ちでいっぱいです。

人間は時間を自分で創っていく動物と思います。
家族との時間、恋人との時間、仕事の時間、遊ぶ時間、寝る時間、何もしない時間・・・!
1日24時間は与えられるのではなく創り出して生きて行くものと思っています。

その貴重な時間を裂いて<僕の時間>を創り出して頂いた2人に感謝の気持ちでいっぱいなのです。

<1日24時間では足りない2人のスケジュール>

言葉が有りません!


<昨年3月からの構想と制作>
<年末ギリギリまで連絡、修正して頂いた事>

長い道のりでした!

その分喜びも大きい!

ありがとう!
そしてこれからもよろしくお願いします!


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<HASSELBLAD500C+Planar80 1st>

去年の9月22日に我が家の一員となったネザーランドドワーフの「くるみ」です。

我が家に来る前からトレポネーマと言う病気で鼻にカサブタが出来てしまい昨年より飲み薬にて治療していましたが薬をやめるとまた悪くなる繰り返しです。(投与期間は1クール6週間)

昨日すすきの動物病院にて治療を塗り薬に変更。

1日も早く治るように願いを込めてこれから毎日2回薬を塗り込みます。



修理が終ったmac book proのソフトのインストール&バージョンアップを本日やっと終了。

ただし、D3xとのUSB通信が切断されてしま為、OSは10.5.5で止めておきます。

D3xは期待以上の色の良さで(特に肌色)とてもご機嫌ですが、バックアップにはそれなりに容量を食う為外付けHDDはアッとゆう間に一杯です。

今澤田スタジオにはバックアップ専用の外付けHDDが15個有るのですが、先日1つカリカリノイズが出始めたので1日かけて別のHDD に大切なデータのみコピーしたのですが本日ガリガリノイズに変わり音も大きくなりとうとう壊れました。

コピーしておいてラッキーでした!

しかしながらHDDの寿命は2.3年とメーカーサイドは言っておりますのでこの先どのように画像データのバックアップをするのか、しないのか考えどころです。

バックアップの義務は無いし、それでとやかく言われる事は無いと思いますがフィルムだったらと思うとデジタル画像はやっぱりバーチャルだしカメラはPCの周辺機器だなとつくづく思います。

義務は無いにしろプロカメラマンとしてバックアップはしなければならないサービスだと個人的には考えておりますのでこれからも当然続けていきます。


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モコモコ


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<NikonD2x+18~200>
午前中は青空でしたが夕方にはご覧の通りのモコモコ雲
皇居にて(江戸城跡)
 

昨日帰宅したのが遅かった為、本日10時まで寝ておりましたが次男のナオに起こされる。
久しぶりに青空が!起きて早々ナオとかねてより約束していた皇居に撮影に出かける。

ハヤサキハッセルとNikonD2xを車に積み会社まで行きそれから地下鉄で移動。

平日は車で皇居の周りを走っているが、皇居の周りや中を歩くのは実は初めてです。


大手門より「皇居東御苑」に入り苑内を一周。

第一印象は外人の観光客が多い事。

思ったより皇居(江戸城跡)は広くない。

静かで東京のど真中で小鳥のさえずり等が聞こえるこの地は別世界。

ちなみに入場無料です!




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<NikonD2x+18~200>




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 <NikonD2x+18~200>
天守台から大手町のオフィスを望む

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<黒坂了司撮影>


ホームページの追加画像の整理をしていたらとっても懐かしい画像が見つかりました。

僕がモデルになったレコードジャケットとそのポスター写真です。


事の経緯は、僕がピエロの撮影をしていた事がきっかけで、「色々面白い顔が出来るだろー」とゆう単純な話です。

一生懸命面白い顔を演出したのですが採用された画像は普通ですね!

特殊メイクアーティストの方に1時間ほどメイクして頂き白ホリで撮影。

普段は撮る側なのに不思議な感じです。



ク〜!今見ると恥ずかしー!

でも、とてもすばらしい思い出でモデルの気持ちが少し分かった貴重な体験でした。



昨日に続き今日も過去のブログで色々ご意見を頂いた件について少しコメントしたいと思います。

1/28 「カメラはどこに行く」のブログ記事抜粋
<「最近のカメラってパソコンの周辺機器じゃん!」
<そんな訳で今の時代カメラはPCの周辺機器で画像はバーチャルな物なのです。

まぁ、これはあくまで個人的見解で悪く取る方が多いと思いますが良い事も有るのです。
写真がカメラマンの元に帰って来たのです。
モノクロの場合、カメラマン自ら現像し、プリントして納品していた。
しかし、カラー(ポジ)は専門業者(ラボ)に出して1/3増減感かノーマル現像の指示して終わりでした。(+1/3で抜けが良くなるフィルムもある)

極端な話、モノクロは撮影から納品まで全てカメラマンが管理、コントロール出来たが、カラーの場合カメラマンの仕事は撮影で終わっていた。

幸いな事にデジタル時代に成りまた写真がカメラマンの元に戻って来たのだ。
デジタルの場合、撮影でドラマを創り、現像で自分の色や明るさを創り、加工、レタッチ、合成で「隠し味」を加え納品する。
全てが自分の管理下でコントロール出来るカメラマンの理想的展開である。
その為には日頃、モニター&プリンターのキャリブレーション、ストロボの式温度チェック等の管理は必要になる。

余計な仕事や時間が増えたと嘆くカメラマンがいるが僕には全く理解出来ない言葉である。
しかし、お金がかかる事には嘆いちゃいますが!

ところで、デジタルの場合責任の所在が曖昧である。
言い換えれば守備範囲がはっきり決まっていないのである。
誰が、どこまで責任と誇りを持って仕事をするかは重要な事。
僕の場合、打ち合わせ段階で守備範囲をはっきり決めておきます。
ほとんどの仕事の場合、現像>加工>レタッチ>合成>納品をしたいのですが体は一つで一日は二十四時間は変えようが無いので現像>納品の場合も結構出て来ます。

過去に1度だけ僕の手に負えない特殊な加工とレタッチが有りました。
その時は悔しかったな〜!自分でやりたかったが技術と時間が無かった為専門業者に外注しました。
カメラマンは日々勉強ですね〜!
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<TOYO 4×5G+FUJINON 210mm>
ポートレイトの続きはWEB写真集→HOME→work→Person→Portrait


「隠し味」

本日mac book proの修理がアップしたのでマックストアー銀座に19時過ぎに行く。
夕方から雪の予報で銀座もマックストアーもガラガラでラッキー!
明日PS等のソフトのインストール作業を画像加工の合間にするとしましょう。(それが一番大変!)

ところで、2月23日のブログ記事「写真は怖い」の中で

<広告写真は嘘の世界なのか!
<自然に見せる為の嘘なのか!
<僕達広告カメラマンが一番ナーバスになる案件です。
<僕の解釈は嘘では無く自然に見せる為の「隠し味」
<広告写真は絶対自然主義で自然に見せる為に創る物です。
<創る以上は真実ではない。
<しかし、見る側にそれを気付かれたとき嘘に成るとオヤブン(ハヤサキスタジオ社長、早<崎治氏)に教えられて来ました。

と言う記事に何人かの方から貴重なご意見を頂きましたが、私の広告写真に思う気持ちは上に書いた文章が全てでそれ以下も以上も無いと思っております。

確かに言葉足らずな点も有りましたが。

報道写真は目の前で起きている事件や事故を撮影する。
それは事実で有り現実でそれが無ければ写真は撮れない。
言い換えれば「与えられた被写体」

ところが広告写真は創らなければ何一つ事が進まないし当然撮影も出来ない。
言い換えれば「創り込みの被写体」

その創り込みは自然に見えなければ成らない。
そして自然に見えた時「隠し味」と初めて言えて創り込みに気付かれたとき「嘘」となる。
それらの事に気を配りながら全力で僕は撮影する。
しかし、撮影は広告の折り返し地点でありその後、色々な方の手や言葉が加わり広告媒体となる。
数えきれない方々の働きが有って広告媒体が創られている事に感謝の気持ちを忘れては成らないと思います。


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<TOYO 4×5G+FUJINON 210mm>
イラストレーター 田中氏 No2
ポートレイトの続きはWEB写真集→HOME→work→Person→Portrait


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