写真が手中に戻った

昨日に続き今日も過去のブログで色々ご意見を頂いた件について少しコメントしたいと思います。

1/28 「カメラはどこに行く」のブログ記事抜粋
<「最近のカメラってパソコンの周辺機器じゃん!」
<そんな訳で今の時代カメラはPCの周辺機器で画像はバーチャルな物なのです。

まぁ、これはあくまで個人的見解で悪く取る方が多いと思いますが良い事も有るのです。
写真がカメラマンの元に帰って来たのです。
モノクロの場合、カメラマン自ら現像し、プリントして納品していた。
しかし、カラー(ポジ)は専門業者(ラボ)に出して1/3増減感かノーマル現像の指示して終わりでした。(+1/3で抜けが良くなるフィルムもある)

極端な話、モノクロは撮影から納品まで全てカメラマンが管理、コントロール出来たが、カラーの場合カメラマンの仕事は撮影で終わっていた。

幸いな事にデジタル時代に成りまた写真がカメラマンの元に戻って来たのだ。
デジタルの場合、撮影でドラマを創り、現像で自分の色や明るさを創り、加工、レタッチ、合成で「隠し味」を加え納品する。
全てが自分の管理下でコントロール出来るカメラマンの理想的展開である。
その為には日頃、モニター&プリンターのキャリブレーション、ストロボの式温度チェック等の管理は必要になる。

余計な仕事や時間が増えたと嘆くカメラマンがいるが僕には全く理解出来ない言葉である。
しかし、お金がかかる事には嘆いちゃいますが!

ところで、デジタルの場合責任の所在が曖昧である。
言い換えれば守備範囲がはっきり決まっていないのである。
誰が、どこまで責任と誇りを持って仕事をするかは重要な事。
僕の場合、打ち合わせ段階で守備範囲をはっきり決めておきます。
ほとんどの仕事の場合、現像>加工>レタッチ>合成>納品をしたいのですが体は一つで一日は二十四時間は変えようが無いので現像>納品の場合も結構出て来ます。

過去に1度だけ僕の手に負えない特殊な加工とレタッチが有りました。
その時は悔しかったな〜!自分でやりたかったが技術と時間が無かった為専門業者に外注しました。
カメラマンは日々勉強ですね〜!
090204032.jpg
<TOYO 4×5G+FUJINON 210mm>
ポートレイトの続きはWEB写真集→HOME→work→Person→Portrait


このブログ記事について

このページは、澤田スタジオ HOMEが2009年3月 4日 00:25に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「「隠し味」」です。

次のブログ記事は「ピエロになれた日」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

月別 アーカイブ

ウェブページ

Powered by Movable Type 6.0.3