B/Wの最近のブログ記事

20150205_1010.jpg昨年の12/14に式を挙げたクライアントの高嶋様にアルバムを届けるため雪が降る中ボルボで六本木に向う

車中amazarashiの<初雪>をリピートで流していた https://www.youtube.com/watch?v=SqGsqncpX5k

式の当日は仕事の都合で自分は行けなかった為、知人に手配してもらったカメラマンに撮影をお願いして自分はアルバム制作を行った

式のアルバムは2回目

前回は2013/04/21に撮影を行い7月ごろお渡ししたので制作時間は今回と同じぐらいかな。。。

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<HASSELBLAD+Planar80>

一瞬のシャッターはフィルムに感光し、人の心に定着される。

カメラは撮ってこそカメラです。

どんなに良いカメラを多く持っていても体は1つ同時に2台は使えません。

潔く1台に1本のレンズを付けて挑みましょう。

無彩色の一色無限のトーンの世界に!


しかし、カメラはモルトが落ちはじめ、レンズはヘリコイドが重く遊びが出始めました。

以前ギアハウスに在籍していた角田さんに修理をお願いしようと思っておりますが修理代、結構いきそうな感じです。

見積り出して頂いて検討します。




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<HASSELBLAD+Planar80>
家族の節目の記念撮影
一瞬のシャッターはフィルムに感光し、人の心に定着される。


学生時代、僕はバイトで幼稚園児の体操のオニイサンをしていた関係で子供の扱いは慣れている。慣れていると言うより得意である。

笑ってなくても良い、泣いていても怒っていても良いんじゃないかな!
色々な喜怒哀楽が有り家族は暮らしていく。

写真館では撮れない心に残る写真を撮影したい。



ところで、サワダスタジオは港区東麻布に有り外に出て10歩ほど歩くと東京タワーが目に飛び込んできます。

3階建てマンションの2階に有り、自社スタでは主に貴金属や化粧品等の小物撮影が多いですが料理の撮影やポートレート、選挙ポスター等も撮影します。

上のポートレートも自社スタで撮影です。

大きい商品やモデル撮影の大半は貸スタでの撮影になります。



話は変わりますが、昨日の夜から先週ロケしたRAW画像をバッチ現像させています。

約300枚の現像処理が有るのでMacに夜間処理してもらうのです。

D3xでフルサイズのTIFFだと70MB有るので70×300=21000MB=21GBですね!

外付けHDDでの納品になります。

D3x+MacBookPro+OS10.5.5での撮影画像取り込みは何のトラブルも有りませんが10.5.6だと

USB通信のトラブルが発生します。

早急にMacが対応してくれる事を願います。

午前中、打ち合わせを済ませD3xのローパスに付いたゴミ取りに銀座のニコンプロへ!
待ち時間の間、1Fのサロンで行われている臼田さんの写真展を見る。
プロフィールによると北海道東山町在中で用水路だけをB/Wで撮影している。
臼田さんの正々堂々とした正方形の美事なトリミング、直球勝負で気持ちよかった。

僕たちが普段何気なく目で見ている世界は全てカラーだ。
そう考えてみるとモノクロ写真は我々が普段見る事の無い特別な世界なのである。

カラーよりもモノクロ写真の方が色の情報が無い分、心に届く写真が出来る事もある。

無彩色1色の無限のトーンは人の心に訴える力強さがある。

これからも僕が勉強を続ける「一色無限のトーン」である。

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<HASSELBLAD+Planar80>
一瞬のシャッターはフィルムに感光し、人の心に定着される。永遠に、永遠に!

昨日に続き今日も過去のブログで色々ご意見を頂いた件について少しコメントしたいと思います。

1/28 「カメラはどこに行く」のブログ記事抜粋
<「最近のカメラってパソコンの周辺機器じゃん!」
<そんな訳で今の時代カメラはPCの周辺機器で画像はバーチャルな物なのです。

まぁ、これはあくまで個人的見解で悪く取る方が多いと思いますが良い事も有るのです。
写真がカメラマンの元に帰って来たのです。
モノクロの場合、カメラマン自ら現像し、プリントして納品していた。
しかし、カラー(ポジ)は専門業者(ラボ)に出して1/3増減感かノーマル現像の指示して終わりでした。(+1/3で抜けが良くなるフィルムもある)

極端な話、モノクロは撮影から納品まで全てカメラマンが管理、コントロール出来たが、カラーの場合カメラマンの仕事は撮影で終わっていた。

幸いな事にデジタル時代に成りまた写真がカメラマンの元に戻って来たのだ。
デジタルの場合、撮影でドラマを創り、現像で自分の色や明るさを創り、加工、レタッチ、合成で「隠し味」を加え納品する。
全てが自分の管理下でコントロール出来るカメラマンの理想的展開である。
その為には日頃、モニター&プリンターのキャリブレーション、ストロボの式温度チェック等の管理は必要になる。

余計な仕事や時間が増えたと嘆くカメラマンがいるが僕には全く理解出来ない言葉である。
しかし、お金がかかる事には嘆いちゃいますが!

ところで、デジタルの場合責任の所在が曖昧である。
言い換えれば守備範囲がはっきり決まっていないのである。
誰が、どこまで責任と誇りを持って仕事をするかは重要な事。
僕の場合、打ち合わせ段階で守備範囲をはっきり決めておきます。
ほとんどの仕事の場合、現像>加工>レタッチ>合成>納品をしたいのですが体は一つで一日は二十四時間は変えようが無いので現像>納品の場合も結構出て来ます。

過去に1度だけ僕の手に負えない特殊な加工とレタッチが有りました。
その時は悔しかったな〜!自分でやりたかったが技術と時間が無かった為専門業者に外注しました。
カメラマンは日々勉強ですね〜!
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<TOYO 4×5G+FUJINON 210mm>
ポートレイトの続きはWEB写真集→HOME→work→Person→Portrait


「隠し味」

本日mac book proの修理がアップしたのでマックストアー銀座に19時過ぎに行く。
夕方から雪の予報で銀座もマックストアーもガラガラでラッキー!
明日PS等のソフトのインストール作業を画像加工の合間にするとしましょう。(それが一番大変!)

ところで、2月23日のブログ記事「写真は怖い」の中で

<広告写真は嘘の世界なのか!
<自然に見せる為の嘘なのか!
<僕達広告カメラマンが一番ナーバスになる案件です。
<僕の解釈は嘘では無く自然に見せる為の「隠し味」
<広告写真は絶対自然主義で自然に見せる為に創る物です。
<創る以上は真実ではない。
<しかし、見る側にそれを気付かれたとき嘘に成るとオヤブン(ハヤサキスタジオ社長、早<崎治氏)に教えられて来ました。

と言う記事に何人かの方から貴重なご意見を頂きましたが、私の広告写真に思う気持ちは上に書いた文章が全てでそれ以下も以上も無いと思っております。

確かに言葉足らずな点も有りましたが。

報道写真は目の前で起きている事件や事故を撮影する。
それは事実で有り現実でそれが無ければ写真は撮れない。
言い換えれば「与えられた被写体」

ところが広告写真は創らなければ何一つ事が進まないし当然撮影も出来ない。
言い換えれば「創り込みの被写体」

その創り込みは自然に見えなければ成らない。
そして自然に見えた時「隠し味」と初めて言えて創り込みに気付かれたとき「嘘」となる。
それらの事に気を配りながら全力で僕は撮影する。
しかし、撮影は広告の折り返し地点でありその後、色々な方の手や言葉が加わり広告媒体となる。
数えきれない方々の働きが有って広告媒体が創られている事に感謝の気持ちを忘れては成らないと思います。


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<TOYO 4×5G+FUJINON 210mm>
イラストレーター 田中氏 No2
ポートレイトの続きはWEB写真集→HOME→work→Person→Portrait


今週僕が初めて撮影したカテゴリ−とは!<お見合い写真>です。
クライアントのお嬢様で先日写真館で撮影したものの・・・・?


ポートレート等撮影する場合、僕には2つの選択肢が有る。
1つ目は被写体となるその「人」自身を尊重して撮影する。
2つ目は僕が思っている被写体を主観的に撮影する。
これを自分の心の中でハッキリさせないと中途半端になちゃうんです。

お見合い写真の場合はこの中途半端なところだと思う。


お見合い写真の存在とは!
1 その写真を見た男性が逢ってみたいと思わせる事。
2 その女性の長所を最大限に引き出し撮影する。

お嬢さんの顔も知らず、お見合い写真の撮影を何も考えず、軽く引き受けてしまったので当日はドキドキでしたが、スタジオに入って来たお嬢さんは小柄でキュート、何より顔が小さい。
僕はラッキーだった。

また、ヘアーメイクの友草さんはとてもセンスがいいし何よりモデルを独特のおしゃべりで身も心もなごませてくれる、若いのに(多分)ツボを心得ている点等逆に勉強になる。

こんな風に初めてのお見合い写真を撮影して終わってみるとこれは広告写真に通じる所が有ると気付いた。

広告の場合は不特定多数の大勢の消費者に向かって告知し購買意欲を促進して行くのですがこの場合は消費者がお相手の男性で限られた少数である為特別な物の様に考えがちだが意図する所は全く同じであり、全く持って広告写真だと!


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<TOYO 4×5G+FUJINON 210mm>
イラストレーター 田中氏
ポートレイトの続きはWEB写真集→HOME→work→Person→Portrait


ヘロヘロ


撮影⇒デジタル現像&レタッチの毎日でだいぶ寝不足でヘロヘロ、とりあえず今日中に残りを加工すれば明日は休めそうです。

今週は天候が悪くモデル撮影で久しぶりにストロボ生光で太陽を作り撮影。

撮影は日々勉強、試行錯誤の繰り返し大変楽しいです。
同じような物を撮影してもチョットしたアングルやライティングで結構違う見え方をする事も有ります。

そんな今週の忙しい中、ロケ中にmac book proのHDDが故障、仕方無いのでcfカードに取り込んだデータをレイアウト用にADが持って来たキューブに落とし込み画像確認です。

このような事が無いように外付けHDDにシステムを入れておかなければと反省です。
故障したmacは銀座にてHDDを交換作業してアップは来週の火曜日予定です。

あっ!そういえば今週人生初めて撮影したカテゴリーが有ります。
話の続きは明日!

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「おくりびと」がアカデミー賞で外国語映画賞を受賞しました。
その映画を見て、直接映画の内容とは関係ないのですが僕の人生で思い出す事があります。
それは父方の祖母の葬式です。
祖母は滋賀県の田舎に住んでいて埋葬は土葬でした。
大名行列を想像させる長い列で、白装束でわらじの履物の親族が棺桶を墓地まで運びます。

言葉では表現出来ない神秘的な雰囲気が有りました。

あの時代土葬は法律で禁止されていたと思います。

遠い昔の思いです。

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写真は怖い

ドキュメンタリー、報道写真は難しい。
難しいと言うより怖いと僕は思います。

昔はフィルム、今はデジタルで撮影されている写真は、今も昔もレンズ前の事実のみ定着しそれ以上もそれ以下も無い物。

しかし、それが真実かは疑問が残る。

例えば、ある政治家の短いコメントが失言となり釈明会見でよく聞く言葉に「一方的に編集され前後の文脈が無いため誤解された!」と。
事実このようなケースは多くあると思う。
なぜなら、そこに編集者の意思と解釈が本人の意思に関係なく入るからだ。

写真にも同じ事が言えると思う。
戦場で縦位置に撮られた兵士の笑った画像のみ見れば戦争が終わり嬉しくて笑っていると思う事も出来るが、横位置で撮られた画像には笑った兵士のかたわらに息絶えた敵兵士が横たわっていたとしたら全く違う印象に成る事でしょう。

写真は事実のみ定着するがゆえにカメラマンの意思と解釈とモラルに左右されたトリミングによって真実を歪ませる事も出来てしまう怖い物です。

このような話は広告写真にも起こりうるのです。
広告写真は嘘の世界なのか!
自然に見せる為の嘘なのか!
僕達広告カメラマンが一番ナーバスになる案件です。
僕の解釈は嘘では無く自然に見せる為の「隠し味」
広告写真は絶対自然主義で自然に見せる為に創る物です。
創る以上は真実ではない。
しかし、見る側にそれを気付かれたとき嘘に成るとオヤブン(ハヤサキスタジオ社長、早崎治氏)に教えられて来ました。

今のデジタル広告写真の時代にこの話は少し古く聞こえるかも知れませんが、デジタル時代だからこそ、常に大切にして行きたいと思っております。


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この画像の話は明日


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<NikonD2x+18~200>
昨日から銀座松屋で「世界の中古カメラ市」が行われていて早速初日に行って来ました。

見た事の無いカメラや珍しいカメラも有りご機嫌です。

会場はまるでカメラのオモチャ箱です。

僕のお目当てはズバリ!ハッセルのSW、それも僕と同じ誕生年の1963年製、シリアルナンバーがTPで始まる物ですが探すと無いのです。

お目当てと言っても買う予定もお金も無いんですけどね!


ところで、何故か古いカメラは手に馴染むんですよね、と言うか昔から使っているので手が覚えていると言った方が良いかも知れません。

ライカのM3をはじめとするMシリーズ(M5は別)やハッセルのVシリーズ等、おおまかな所で形、フィーリング、基本操作などほとんど変わらずメカだけ進化して行きます。



昨年12月にニコンから発売されたD3xも数年前に発売されたD3と全く同じ形です。

デザインの新鮮さは有りませんが手に馴染んでいる為、撮影に集中出来きます。

このニコンの決断はとても素晴らしいと僕は思う。

また、D2xからバッテリー、AC電源等も変わってないのです。

我々がニコンにフィードバックした声が確実に届いている。


僕たちカメラマンはカメラを使わないと写真が撮れ無いが、カメラに使われてはいけないのです。

その為にもカメラは手に馴染ませ体の一部にする事が必要なのです。

その事にニコンも気付いてくれたのだと思います。

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<NikonD2x+18~200>


ハヤサキスタジオのアシスタント時代に作品撮影でサックスを撮影した。

サックス皆さん知ってますよね。

楽器のサックス。

友達から作品撮りの為それを借りた。

4×5のカメラを据えてタングステンライトを1灯づつトレペ越しに当てて行く。

指を乗せる周りがとてもカッコいいんです!

パイプが何本も縦に走っていて指を乗せる所は丸く切った玉虫色の貝が埋め込んでありついつい目が行ってしまいます。

現像からあがったフィルムに定着されたサックスはカリカリしたとても金属の質感の有る良い写真だと思い、オヤブン(社長、早崎治氏)主催のコンペに自信を持ってその写真で挑戦!

結果、敗退です。

敗退どころかオヤブンの激怒に触れてしまいました。

何故だと思いますか?


サックス=楽器
楽器=音が出る
音が出る所=ラッパ部分

僕がついつい目が行ってしまった所は二の次なのです。

コンペに参加したアシスタント全員の前で、オヤブンはスタジオ中に轟く声で僕に向かって言った。

「こんな所一生懸命撮って何になる!放っといても奇麗に写るわ、澤田!!!楽器を撮るなら美しい音色が出るラッパを奇麗に撮らんか!」オヤブンの言葉が脳天から足に雷のように僕の体を裂いて行った。 

撃沈です。

確かに私が撮ったラッパ部分はお世辞にも奇麗では無かった。

それから徹夜を2回してあがったサックスの写真をオヤブンに見て頂き「これぐらい写っていれば良いだろー少し音色が滲み出て来た!」

あれから20年以上経ちますが、今サックスを撮影して、あのサックス以上に奇麗にラッパを撮る事が出来るカメラマンになれたと思います。

オヤブンの何者にも惑わされないオーソドックスで自分に頑固な考え方をいつまでも心の真ん中に据えて生きて行きます。

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私に写真の面白さ、楽しさ、難しさ、厳しさ、考え方そして技術等を時には実の弟のように時には息子のように教えて下さった方がが3人居ます。

まず最初に出会ったのは上さんです。
上さんとは、専門学校時代、夏休みに幼稚園児の一泊保育の企画運営をしていた株)キンダーで指導員としてアルバイトしていた時に知り合いました。

上さんは厳しく美しい自然やドキュメンタリーを撮影してらっしゃるカメラマンです。
私が将来写真で生きて行きたい事を明かすと色々相談に乗って下さいました。

上さんはとても気さくな方で、知り合って間もない私を冬の東北に自動車で寝泊まりしながらの撮影旅行に誘って頂きました。

その時、途中車がスリップして事故ってしまい近くのラブホテルに2人で泊まった事、それが私の初めてのラブホテルデビューだった事色々楽しい経験でした。

自宅敷地内にプレハブの立派な暗室が有り、朝方まで何回も自由に貸して頂いたりもしました。

その影響で自宅に暗室を作り母にお酢臭いと叱られた事全てが遠い昔の楽しい思い出です。

また、テントを張り地方巡業しているホリデインサーカスの撮影にも誘って頂き撮影に夢中になった事今でも新鮮によみがえります。

もし、上さんとの出会いがなかったらと思うともう少し違う人生だったかも知れません。

全てが偶然で、過去になった時初めて運命的な事となるのでしょうか。


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