2009年2月アーカイブ

今週僕が初めて撮影したカテゴリ−とは!<お見合い写真>です。
クライアントのお嬢様で先日写真館で撮影したものの・・・・?


ポートレート等撮影する場合、僕には2つの選択肢が有る。
1つ目は被写体となるその「人」自身を尊重して撮影する。
2つ目は僕が思っている被写体を主観的に撮影する。
これを自分の心の中でハッキリさせないと中途半端になちゃうんです。

お見合い写真の場合はこの中途半端なところだと思う。


お見合い写真の存在とは!
1 その写真を見た男性が逢ってみたいと思わせる事。
2 その女性の長所を最大限に引き出し撮影する。

お嬢さんの顔も知らず、お見合い写真の撮影を何も考えず、軽く引き受けてしまったので当日はドキドキでしたが、スタジオに入って来たお嬢さんは小柄でキュート、何より顔が小さい。
僕はラッキーだった。

また、ヘアーメイクの友草さんはとてもセンスがいいし何よりモデルを独特のおしゃべりで身も心もなごませてくれる、若いのに(多分)ツボを心得ている点等逆に勉強になる。

こんな風に初めてのお見合い写真を撮影して終わってみるとこれは広告写真に通じる所が有ると気付いた。

広告の場合は不特定多数の大勢の消費者に向かって告知し購買意欲を促進して行くのですがこの場合は消費者がお相手の男性で限られた少数である為特別な物の様に考えがちだが意図する所は全く同じであり、全く持って広告写真だと!


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<TOYO 4×5G+FUJINON 210mm>
イラストレーター 田中氏
ポートレイトの続きはWEB写真集→HOME→work→Person→Portrait


ヘロヘロ


撮影⇒デジタル現像&レタッチの毎日でだいぶ寝不足でヘロヘロ、とりあえず今日中に残りを加工すれば明日は休めそうです。

今週は天候が悪くモデル撮影で久しぶりにストロボ生光で太陽を作り撮影。

撮影は日々勉強、試行錯誤の繰り返し大変楽しいです。
同じような物を撮影してもチョットしたアングルやライティングで結構違う見え方をする事も有ります。

そんな今週の忙しい中、ロケ中にmac book proのHDDが故障、仕方無いのでcfカードに取り込んだデータをレイアウト用にADが持って来たキューブに落とし込み画像確認です。

このような事が無いように外付けHDDにシステムを入れておかなければと反省です。
故障したmacは銀座にてHDDを交換作業してアップは来週の火曜日予定です。

あっ!そういえば今週人生初めて撮影したカテゴリーが有ります。
話の続きは明日!

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「おくりびと」がアカデミー賞で外国語映画賞を受賞しました。
その映画を見て、直接映画の内容とは関係ないのですが僕の人生で思い出す事があります。
それは父方の祖母の葬式です。
祖母は滋賀県の田舎に住んでいて埋葬は土葬でした。
大名行列を想像させる長い列で、白装束でわらじの履物の親族が棺桶を墓地まで運びます。

言葉では表現出来ない神秘的な雰囲気が有りました。

あの時代土葬は法律で禁止されていたと思います。

遠い昔の思いです。

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写真は怖い

ドキュメンタリー、報道写真は難しい。
難しいと言うより怖いと僕は思います。

昔はフィルム、今はデジタルで撮影されている写真は、今も昔もレンズ前の事実のみ定着しそれ以上もそれ以下も無い物。

しかし、それが真実かは疑問が残る。

例えば、ある政治家の短いコメントが失言となり釈明会見でよく聞く言葉に「一方的に編集され前後の文脈が無いため誤解された!」と。
事実このようなケースは多くあると思う。
なぜなら、そこに編集者の意思と解釈が本人の意思に関係なく入るからだ。

写真にも同じ事が言えると思う。
戦場で縦位置に撮られた兵士の笑った画像のみ見れば戦争が終わり嬉しくて笑っていると思う事も出来るが、横位置で撮られた画像には笑った兵士のかたわらに息絶えた敵兵士が横たわっていたとしたら全く違う印象に成る事でしょう。

写真は事実のみ定着するがゆえにカメラマンの意思と解釈とモラルに左右されたトリミングによって真実を歪ませる事も出来てしまう怖い物です。

このような話は広告写真にも起こりうるのです。
広告写真は嘘の世界なのか!
自然に見せる為の嘘なのか!
僕達広告カメラマンが一番ナーバスになる案件です。
僕の解釈は嘘では無く自然に見せる為の「隠し味」
広告写真は絶対自然主義で自然に見せる為に創る物です。
創る以上は真実ではない。
しかし、見る側にそれを気付かれたとき嘘に成るとオヤブン(ハヤサキスタジオ社長、早崎治氏)に教えられて来ました。

今のデジタル広告写真の時代にこの話は少し古く聞こえるかも知れませんが、デジタル時代だからこそ、常に大切にして行きたいと思っております。


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この画像の話は明日


カレンダー 

金曜日の撮影中、夕方ぐらいから頭痛がして、撮影終了直後から頭痛、むかつきが激しく夕飯も食べずに帰宅して寝てしまった。

翌日も体調優れず自宅ソファーでゴロゴロ状態、やっと今日ブログ書いております。

そんなゴロゴロ状態の土曜日に、前日撮影中に舞い込んだカレンダーの撮影についてずーと考えていた。

カレンダーの撮影内容は料理で1ヶ月ごとの表紙含んだ13カット。

カレンダーとしてはなかなか難しい内容であると個人的に思っている。

一般的にカレンダーとは、ユーザーに1年間長期にわたり部屋のどこかに貼って、もしくは棚やデスクの上に置いて宣伝して頂けるクライアントにしてみればとてもうまみの多い媒体である事は確かだが、逆に一枚の画像が1ヶ月間見られ続けるのに相当した写真でなければ成らない事も事実であり、その為に常に新鮮でかつ自然で無ければ成らないと思う。

飽きられたらいけないのである。

ゆえに、料理となるとチョット難しい話に成ってしまうのです。

個人的な趣味、嗜好の強い事柄が多いいからだ。

今月中にフードコディネーター等と打ち合わせして料理の内容や小道具、光の方向性をじっくり煮詰めて行こうかな!

今考えている事は、年間での共通性に縛らせず、ライティング、アングル、構成、全て変え
て1枚1枚の写真のクオリティーに拘りたいです。



本日近くの公園にて次男NAO撮


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<NikonD2x+18~200>
昨日から銀座松屋で「世界の中古カメラ市」が行われていて早速初日に行って来ました。

見た事の無いカメラや珍しいカメラも有りご機嫌です。

会場はまるでカメラのオモチャ箱です。

僕のお目当てはズバリ!ハッセルのSW、それも僕と同じ誕生年の1963年製、シリアルナンバーがTPで始まる物ですが探すと無いのです。

お目当てと言っても買う予定もお金も無いんですけどね!


ところで、何故か古いカメラは手に馴染むんですよね、と言うか昔から使っているので手が覚えていると言った方が良いかも知れません。

ライカのM3をはじめとするMシリーズ(M5は別)やハッセルのVシリーズ等、おおまかな所で形、フィーリング、基本操作などほとんど変わらずメカだけ進化して行きます。



昨年12月にニコンから発売されたD3xも数年前に発売されたD3と全く同じ形です。

デザインの新鮮さは有りませんが手に馴染んでいる為、撮影に集中出来きます。

このニコンの決断はとても素晴らしいと僕は思う。

また、D2xからバッテリー、AC電源等も変わってないのです。

我々がニコンにフィードバックした声が確実に届いている。


僕たちカメラマンはカメラを使わないと写真が撮れ無いが、カメラに使われてはいけないのです。

その為にもカメラは手に馴染ませ体の一部にする事が必要なのです。

その事にニコンも気付いてくれたのだと思います。

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<NikonD2x+18~200>


ハヤサキスタジオのアシスタント時代に作品撮影でサックスを撮影した。

サックス皆さん知ってますよね。

楽器のサックス。

友達から作品撮りの為それを借りた。

4×5のカメラを据えてタングステンライトを1灯づつトレペ越しに当てて行く。

指を乗せる周りがとてもカッコいいんです!

パイプが何本も縦に走っていて指を乗せる所は丸く切った玉虫色の貝が埋め込んでありついつい目が行ってしまいます。

現像からあがったフィルムに定着されたサックスはカリカリしたとても金属の質感の有る良い写真だと思い、オヤブン(社長、早崎治氏)主催のコンペに自信を持ってその写真で挑戦!

結果、敗退です。

敗退どころかオヤブンの激怒に触れてしまいました。

何故だと思いますか?


サックス=楽器
楽器=音が出る
音が出る所=ラッパ部分

僕がついつい目が行ってしまった所は二の次なのです。

コンペに参加したアシスタント全員の前で、オヤブンはスタジオ中に轟く声で僕に向かって言った。

「こんな所一生懸命撮って何になる!放っといても奇麗に写るわ、澤田!!!楽器を撮るなら美しい音色が出るラッパを奇麗に撮らんか!」オヤブンの言葉が脳天から足に雷のように僕の体を裂いて行った。 

撃沈です。

確かに私が撮ったラッパ部分はお世辞にも奇麗では無かった。

それから徹夜を2回してあがったサックスの写真をオヤブンに見て頂き「これぐらい写っていれば良いだろー少し音色が滲み出て来た!」

あれから20年以上経ちますが、今サックスを撮影して、あのサックス以上に奇麗にラッパを撮る事が出来るカメラマンになれたと思います。

オヤブンの何者にも惑わされないオーソドックスで自分に頑固な考え方をいつまでも心の真ん中に据えて生きて行きます。

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<CL+SUMMILUX1st>
昨年、SUMMILUX1st購入当日会社近くでテスト撮影した。
レンジファインダーなのでポジフィルムへの焼き付けが想像しにくい為
フィルムあがりが楽しみなカメラでも有る。
実際は何でも無い試写体なのだが・・・!
この滲み、うぅ〜、ライカマジック!


カメラマンのアシスタントは大変キツイ仕事です。

僕がいたハヤサキスタジオも同様仕事は大変で、千葉の実家から通勤していた僕はスタジオのソファーで連泊する事もしばしばでした。

しかし、ハヤサキスタジオではそのキツサを耐えさせるすばらしいシステムが有りました。

それは、アシスタントはスタジオ、フィルム、ポラ、現像が全て使いたい放題だったのです。

オヤブン(社長、早崎治氏)は月に一度、作品コンペを開き優秀な作品にはポケットマネーで賞金も出してくれました。

仕事はキツイがモチベーションが保てるすばらしい環境だったことも、ハヤサキスタジオに入社してありがたい事でした。



ところで、先日発注していた4×5のカメラにD3xを付ける事が出来るボードが届きました。

10年前までは毎日撮影で4×5かハッセルorコンタックス645使っていて35カメラは使用頻度が低かったのにな〜!

今じゃ35のニコンD3xです。

なので死んでいる4×5レンズを使いたくて取り寄せました。

テストをチョットしましたが75mmと90mmは無限は来ませんね!

構造上仕方無いのですが。

風景を撮影する訳では無いので良しとします。

125mmからは予想通りミラーがケラレてファインダーで100%確認出来ませんがライブビューが有るので対処出来ます。

ライブビューは思っていた以上に重宝します。

このライブビューを快適に使えるように、マックさんにUSB通信の改善を早くして頂きたいです。

昨日のブログで書き忘れましたが、HOMEの表紙画像は毎月更新して行く予定ですのでお楽しみに!

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<M3DS+SUMMAR50>
ライカについては後日ゆっくりと!

ニッコリ

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<HASSELBLAD500C+Planar80 1st>



1/12のブログにアップした次男のD2x+18〜200で撮影した画像ですが、同じ場所でハッセル500C+80(6枚玉)でも撮影して有ったのをすっかり忘れておりました。

そのフィルムが先日現像した中に有ったのですが、その写りの違いにビックリです。

元々ニコンのおとぼけズーム18〜200は色々欠点が有る物の携帯性やズーム倍率等の便利性からついつい普段撮り用に多用してしまっていますがこれを見るとチョット考えちゃいますね!



_DSC0128.JPGのサムネール画像

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<NikonD2x+18~200>
なんと桜が咲いてました!


午後から次男とサイクリング!

少し走ると汗ばむほどの暖かさ、鶴見川沿いに北上して琴平神社を抜けて王禅寺の公園へ。

王禅寺の公園は初めて来ました。

公園を散策していると梅の花がいい感じで咲いています。

ところがその脇で桜が咲いているのです。

それも1本ではなく何本も、ビックリです。

サワダスタジオのSSロゴと記念撮影しました。

その後ふるさと村に移動してコーヒータイム。

みたらし団子のコーヒーセットをオーダー、このみたらし団子が焼きたての熱々で絶品!




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<NikonD2x+18~200>
茶店にチューリップが、西日で綺麗



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<NikonD2x+18~200>
シジミを見つけて棒で突つく次男!

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<NikonD2x+17~35>


スポーツはゴルフを少々しますが、残念ながら昨年から持病の腰痛の悪化でプレーしていません。

プレーするのも好きですがゴルフ場を撮影するのはもっと好きです。大好きです。

コースの一番美しい時間帯は日の出、日の入の数十分!

昼間では見れない特別な表情を色々魅せてくれるのです。

しかし、これにはクライアントつまりゴルフ場のご理解が無ければ成立しないのです。

日の出の撮影ではまだ誰も来ていない真っ暗なゴルフ場に一人で入り、カートに機材を乗せコースに出ます。

管理上色々なトラブルが想定される状況なので、相当なご理解ご協力が無いと出来ない撮影でもあります。

そんな僕の我がままを全て聞き入れて下さったゴルフ場の皆様に感謝です。

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<NikonD2x+28~70>
午後から厚い雲が広がり今日はダメかと思いつつも最後まで諦めない事が大切。
忍耐力のいる撮影です。
こんな事も有るのですから。




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<D2x+18~200>
今日も美味しいコーヒー!行きました。

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<Nikon D2x+18~200>
澤田スタジオ2008年 年賀状

中学時代の友達がアパレル関係の会社をしていて、その商品の撮影を今日しました。

お金が絡むとお客さんになってしまうので友達とはあまり仕事はしたくないのですが頼まれれば「喜んで!」と言っちゃいます。

仕事で知り合った方々ともお友達にはなれますが、やはり仕事が絡んでるいるのでなかなか私生活までの突っ込んだ話にはお互いなれません。

<2/10登場のADのKさんは違いますが!Kさんは何と言うか何でも話せる雰囲気が漂っていてついついこちらから話してしまいます。>




ところで、中学時代の友達、その中の親友と呼べる人が僕には2人居ます。

親友は昔から私の悪い所、良い所、ずるい所、弱い所、強い所、全てを分かっていて損得関係なく人の心に土足で上がり込んで親、兄弟も言わない事も言いたい放題です。

悔しいし、腹も立ちますが、そんな人が人生の中で一人居るか居ないかで結構違います。

言いにくい事を正面切って言ってくれるそんな親友が居て、僕は幸せです。
  
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<Nikon D2x+18~200>


僕の親父は昔からカメラ好きである。

親父がその当時使っていたカメラは「ミノルタ35」とゆうレンジファインダーのカメラで今は澤田スタジオに飾ってある。

そのカメラで親父は僕や兄の出生間もない頃から小学生頃までに沢山の写真を撮ってくれた。
<小学生でアルバムが終わっているのは中学に入り反抗期と共に両親より友達と行動する時間が増えた為で、今現在の私の長男(中2)を見てもうなずける事ですが。>

よって僕のアルバムは沢山のモノクロとカラー写真で埋め尽くされている。
見るからに古く表紙の角等はだいぶ傷んでいる、そのアルバムは愛と夢と希望に満ち溢れていてページをめくるごとに両親の優しさが感じられる素敵なアルバムです。

親父が撮り、お袋が貼ったアルバム。

僕が子供達に残したアルバムは愛と夢と希望に満ち溢れているでしょうか?

それを判断するには子供達が大きくなり家庭を作り子供が生まれた時に分かるのかもしれません。

パーソナルな写真は撮ってプリントして終わりではなく、同じ写真でも見る人の年齢や状況や立場で以前には見えなかった物が感じられ、それら全てに強い生命力をも感じてしまいます。

何気ない日常の記録ですが撮る事の大切さを痛感している今日この頃です。

アルバム写真はレンズでもカメラでも無く、愛情で撮るのです。

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<Nikon COOLPIX S5>
ツリーハウス製作途中、次男が作った焼きマシュマロで一休み


感性のひかり

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<CONTAX TVS>
サワダスタジオ2007年の年賀状
スイスの田舎の駅で電車を待つ男

スタジオ撮影では大まかに2種類のライトからセレクトして撮影しているが今の主流はストロボ光である。
チョット前ならタングステンライト(ハロゲン)とゆう一般家庭のシリカ球の化け物みたいなライトも使えたが今は車の撮影等でしょうか・・・?

私はタングステンライトでライティングを学び、しかもスタジオはブラックでした。
スタジオは白い物と相場は決まっている感じの現在ですが、早崎スタジオは違っていました。

必要な所に必要なだけカメラマンの意思のもと、感性で光を当てる。

白いスタジオだと光が勝手にどんどん回り写ってしまった写真になってしまう。
勝手にどんどん回る光にはカメラマンの意思が無いと言う事なのでしょうか?
親分亡き後、どのような経緯でクロスタが出来たかは分りません。

クロスタ&タングステンの撮影を経験しているとシロスタ&ストロボでの撮影は結構イージーに感じがちですが、写り過ぎに注意しなければ成りません。
この場合、余計な光を切る作業は少々厄介な事も事実ですが丹念にこなさなければ行けない地味な作業です。

どちらが良いか悪いかでは無く、どちらも経験し、良い所を出せる事が一番です。


午後、撮影の打ち合わせで澤田スタジオにADのKさんとクライアントの方がいらっしゃって下さいました。
ADのKさんちのわんちゃん「くらのすけ君」を昨年広告写真のモデルに抜擢。
その時の記念写真です。
ちなみに今日打ち合わせ前にADのKさんのポートレート撮らせて頂きました!
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<Nikon D2x+28~70>


壁爆破

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<Nikon D3x+14~24>


今日は先週金曜日撮影した、改装工事後のオフィスの現像をしました。
現像と言ってもデジタルですが。(RAW→TIF)


施工したのは澤田スタジオの真鍮製SSロゴを製作して頂いた東洋美術のNさんです。

元々2部屋別々に貸していたのですが、1部屋だと小さいので2部屋借りて大家さんの了解のもと壁をブチ抜いたそうです。

普通にブチ抜いてもつまらないのでこのようにしたそうです。

なかなかワイルドな感じ!

銀行強盗、大脱走!

まるで爆弾で壁を壊したイメージに見えませんか?

東洋美術のNさんとオフィスの責任者の方と色々楽しみながらの改装工事だったみたいです。

遊び心の有るとてもセンスのいいオフィスです。

いつかきっと澤田スタジオも!



邪魔者

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<D2x   18~200>
車のガラスの反射か、偶然壁に!


昨日、近くに有るコメダコーヒーに行った。
コーヒーは相変わらずまろやかでこくが有る。
うまい!
確か名古屋に拠点が有り関東でフランチャイズしてるとか。
無垢の太い梁がむき出しで、腰板と漆喰の壁のログ風の店内、何故か濃く赤いベルベットのソファ風の椅子がレトロな感じだ!

2年前の開店以来ちょこちょこ来ている。


ところで、D3xの件で金曜日ニコンプロのN氏よりメールが有り、やはりOS10.5.6で通信のトラブルが有りOS10.5.5での環境での撮影ならば大丈夫との事で夕方からのロケが有ったが急遽インストールをし直した。
かろうじて間に合ったが危ない所だった。
OS10.5.5での環境では何のトラブルも無く撮影は終了した。
D3xユーザー一人一人がマックのサポートセンター等にこの報告をして頂き、一刻も早い対策をうってもいたいものです。


<コップを撮ろうとレンズを向けると、すかさず邪魔しに入る次男>

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<CONTAX TVS>
サワダスタジオ 2006年の年賀状
サンフランシスコのかわいい路面電車風バスと建物
印刷物の複写なので分りにくいですがうっかりすると潰れてしまう陰のシャドウ部も
結構な粘り腰で残ってます。




日頃撮影している仕事の内容は極秘事項が多くなかなかお話することが出来ませんが実際の商品撮影の現場の話をちょっとしましょう。

我々の手元に撮影目的で搬入されるそれらの発売前の商品達はガワだけで中身が無かったり、満足に塗装されていない物だったり、2つで1組なのに片側だけだったり、両方来ても微妙に色、形が違いどちらが本物か分らないそんなケースが多々あります。

そんな彼らは一人では当然綺麗になれず、我々が綺麗にしてあげるのです。
スプレーしたり、細かいコンパウンドで磨いたり、塵や埃を取り除いてやっと1人前の撮影商品になれるのです。

それはどんなに小さい印刷物だろうとB全ポスターだろうと、ライティングや技術、そして僕の撮影に対する気持ちも変わりません。

変わるのは媒体によって料金が高いか安いかだけです。

そんな僕の気持ちが萎えないでいられる限り、僕はプロとして誇りを持って楽しくやって行けそうな気がします。









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<D2x 18-200>


プロのフォトグラファーとして僕には撮れない物は無い、とつい先日まで思っていました。
しかし、たぶん撮れないと思うし、オーダーが来ても御断りするする仕事が有る事に気付きました。


それは戦場です。


実弾が頭の上を行き交い、耳の鼓膜が破けそうな爆弾の音、怪我をした兵士やすでに息絶えた人、悲しみ、苦しみ、憎悪と死臭のする想像を遥かに絶する中、僕は写真を撮れないし、そのような写真を撮る為にこの職業を選んだ訳ではない。

そして、生死と背中合わせのこの現場で働く自分を思う家族は毎日心配で夜も眠れない日々が続くでしょう。

そのような心配を家族や両親にはさせたくない。



戦場のカメラマン。

現在も戦争は続いている・・・・。 

撮れる方に撮って頂ければ・・・。

その仕事に否定も肯定も何も言えません。







D3x バグ? 

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<コンタックス TVS>
サワダスタジオ2004年の年賀状
気持ちよさそうですね〜!
ここはグアムのプライベートプールです
撮影のロケハン(下見)で御邪魔しました
あまり良く見えませんが皆さん読書中です
外人は何やっても絵に成るからずるいよね



D3xを仕事で使い始めて約1か月が過ぎました。

昨日は小田原にてフード撮影。

撮影途中、料理の集合で微妙なレイアウトが有った為ライブビューを起動。

ところが、少しすると通信が切断されます。

カメラのON.OFFで解決するもまた切断。

今度はON.OFFだけでは認識されず再起動するも同じような症状が続く為、ライブビューを断念しました。

マックブックプロを使用するのは自社スタジオ以外の場所と限られていてほとんど人物撮影なので今回ライブビューをブックプロで初めて使った事に気づきました。

自社スタジオではG5でライブビューを頻繁に使用しているがこのような事は無かった。

さては、OSとかマシーンが原因か!

G5はOS10.4.11でマックブックプロは最新のOS10.5.6

明日、NPSのNさんに聞いてみましょー!



次男とスナップ撮影に行くと必ず私の撮影風景を撮ってくれます。
  カメラが揺れないようにストラップは首から肩へタスキ掛けにするのが習慣。
今週行った横浜の次男が撮った画像はまだ見ていないので昨年のを添付します。


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<コンタックス TVS>

 昨日は次男と横浜赤煉瓦倉庫にハッセル持ってお出かけです。
普段、プライベートでスナップなど撮るときはフィルム、デジタル両方気分で使い分けています。
フィルムは現像がラボから届くまで最終的には分らないのでとても楽しみです。

最悪の場合は写ってない、なんて事も!

そんなフィルム使って仕事してたんですね。

仕事の場合、フィルム撮影した時は夜の最終にはテスト現像を入れ、翌朝ラボから届くのですが待ちきれないので夜間ポスト入れにしてもらい、テスト現像をピックアップしに真夜中ラボまで行き夜間ポストからテスト現像が入った封筒を取り出しその場で袋を一気に破き、近くに有るサントリーの自動販売機に歩み寄り、薄暗い蛍光灯にすかして見たのが懐かしいです。

私、とても小心者なのです。 

それに比べてデジタルと来たら・・・・!

楽になったなー。

特に室内の撮影なんかは最高です。
その場で光源の色チェックやバランスが分ちゃうんですから。
また、料理もとても良いんです。
本番前にライティングやアングル参考用に料理長がダミーの料理を作ってくれるんでですけど、結構それが作為的で無く自然に盛ってあって本番よりも良い場合が有るのです。
フィルムだとポラしか無いんだけどデジタルだとRAW+JPGで常に撮影しているので使えます。
NG画像はNG用の外付けHDDに6ヶ月間保存。
本番やサブ、納品等の画像一切合財も専用の外付けHDDに、こっちは一生塩漬け状態です。

で話をもどして、デジタルはフィルムに比べて緊張感や緊迫感が無いですよね!
なので、プライベートでのスナップ撮影では一切液晶モニターは見ない事にしています。

ブレてても、アンダー、オーバーの画像でも、意外性があっていいじゃないですか。

写真は想像力と好奇心と愛情で撮るんです。

そんな完璧な画像ばかり求めなくても?

その方か楽しいと思いますよ。

撮った画像をその場で見ないでPCに送り込んでからブラウザーで大きな画像で見ましょう!

予想して無かった「うぉ〜!」と思うような光の演出が有るかも知れませんよ。







 
 

特別な表情

<ニコン クールピクスS5>

山には最近次男とばかり来ている。

山小屋からの帰り道、無我夢中で外を見ているそんな次男の昨年の画像です。

この画像は本年度の我が家の年賀状にも成りました。

なんかとても立体感、奥行感が有り躍動感にあふれている写真で、次男自身これから歩む将来に夢と希望を見ているような、生命力みたいな物を感じるのは私だけ!

やっぱり写真はカメラやレンズじゃなくて愛だよなー!

モデルの撮影で僕は手八丁口八丁とライティングやヘアーメイクやスタイリストの協力で美しく綺麗な写真を撮る事が出来るが、本当の笑顔や綺麗な写真は子供だったらお母さんだったり、女性だったら恋人だったり、ペットだったら飼い主だったりと、気を許せる、愛情と信頼の有る人のみに撮れる特別な表情であって、数時間で終わってしまうスタジオ撮影ではなかなか無理な話しである。

だけど、その特別な表情を撮る為がんばる事が僕たちの仕事だしスタッフ全員の幸せにも繋がると思います。
 
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コンタックスTVS 
サワダスタジオ2001年の年賀状
 

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