D3x+ナノクリレンズ=浅い

サワダスタジオでニコンD3xを仕事で使い始めて4ヶ月が過ぎました。

MacOS10.5.6でのUSB通信の切断が大きな問題でとりあえず10.5.5での使用になる。
解決策はただ1つ。OS10.5.5の再インストール。これがとても面倒である。
噂ではMacの対応が遅れている為10.5.7でも改善されないようである。

D3x+ナノクリレンズはピントが浅い。(試写被写界深度が浅い)
これは当初DXフォーマットとFXフォーマットの違いだけかと思ったがどうやらそれだけでなく、ナノクリレンズの解像度(3000万画素想定で設計されている)とD3xの解像度の良さから来るものも有る事は確かである。
今まで解像していなかったファジーな部分をちゃんと解像する分そうなるのだ。
さらに、抜けの良いさと相まって試写被写界深度が浅く感じる。(1絞〜1.5絞)
ただ、そのボケ方は素晴らしいグラデーションで立体感のある奥行きを感じる画像を創ってくれる。

ハッセルH3D-39の撮影でも自分の感覚より試写被写界深度が浅く感じたのは記憶に新しい。

また、D2xで緩和(トーン潰れ)していた部分も結構潰れず表現される。
これもD3x+ナノクリレンズの恩恵である。
画素数(情報量)が倍になった分滑らかなトーン表現がされる。

カメラ設定で気を付けなければならないのが<ピクチァーコントロール>でこれを<<ニュートラルに>>にしておかないと画像処理の時にコントラストが強すぎて後悔する事になる。

来週早々ジックリ、カッチリ撮影する商品撮影が有るので4×5+ D3xを登場させようと予定しております。



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このページは、澤田スタジオ HOMEが2009年3月31日 16:49に書いたブログ記事です。

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