ピエロ写真集の最近のブログ記事
ホリデインサーカスの入り口左右の壁にはモーレツア太郎や天才バカボンなどに登場するキャラクター達がワクワクドキドキで楽しそうなパホーマンスで迎えてくれる
これが赤塚先生の手書きと聞いて驚いた
以前ホリデインサーカスが関根大サーカスだった時代に赤塚先生原案の映画
気分を出してもう一度(1979年3月31 日(土)公開)
で撮影協力したのがきっかけで先生がノリで手書きされたとのこと
人と人の絆を強く感じることのできる時代だった
調教師兼飼育を担当されていたスタッフから家族以上に愛されていた像
その名はリンダ
動物愛護団体の主張はごもっともで正論です
だから人間の存在自体悪なのです
しかしサーカスの最後に大きな像と一緒に記念撮影している子供たちには一生忘れられない思い出となったことでしょう
それは、像といえば動物園で遠目に見るだけだったのが鼻息や匂いを感じながらビクビクしながらの撮影ですからね
いいのか悪いのか、、今の世の中では到底出来ないこと
私にはそれが正解とは思えない
昨年末に撮影場所で偶然お会いした、写真集『サーカスの時間』を撮影されたフォトグラファー本橋さまのご紹介で9/18、元ホリデインサーカスの花形の空中ブランコの演目や乗馬に出演されていたS谷さまに会ってお話を聞くことができました。
私が撮影した写真を見ていただきながら写っている方のお名前やホリデインサーカスの歴史など貴重なお話が聞けました。
今後のスケジュールとして
1.日本のサーカスの歴史や文化、今後サーカスに出演されるアーティストの育成に全身全霊を尽くしていらっしゃる西田さまに取材
2.私の写真に登場していて現在連絡の取れるM林さまに取材
がさしあたっての目標である。
12/20、レギュラーの撮影で赤坂にロケに行った。
毎年、このお仕事は年末に撮影を行うのですが昨年まで廊下の壁には何もなかったのに今年は様子が少し違う。
額装されたアート写真が廊下に3枚、各部屋に1枚ずつ飾られていた。
それはとても優しく心が和むそんな温もりのある写真である。作家が知りたかったがサインが読めない。。笑
でもってその会社の代表のN島さんに聞いてみると、、なんとあのサーカスの時間のフォトグラファー本橋さんだった。
しかも年末のご挨拶に今日の16時にいらっしゃるというではないか。。
代表にお願いして少しお話しさせて頂きましたが作品は作家の人となりが伝わってくるんだとつくづく思いました。
こんな偶然あるんですね!必然だったかも。。。
楽しい時間ありがとうございました。。
ts社のtkさんにピエロの作品を見ていただく日が来た。
14時30分に中野だから何時に出ればいいのか調べていたらam10時ごろ見知らぬ携帯番号から電話が入った。
電話に出るとtkさんで都合が悪くなったので12時30分に時間を変えてくれないかという電話だった。
澤田スタジオから中野までは車で30分の距離でその時間なら十分対応可能なので了承して電話を切っり予定の時間に間に合うように会社を出発した。
いよいよtkさんと初対面である。この歳でこんなに緊張するとは思わないほど緊張した。
最初にお決まりの名刺交換していざテーマをプリントしたA4普通紙を提出して読んでいただく。
TKさんは淡々とそれを読み終えて2冊あるポートフォリオのページをめくり始まる。
何回も何回も写真を丁寧に見てはテーマを読み直してまた写真を何回も何回も丁寧に見る
それを何回繰り返しただろうか。
そしてTKさんはいった
100%うちの持ち出しでは出来ませんが4:6なら出来ますと
要するに1000冊刷って400冊はTS社で600冊は私が負担してくださいということだ。
この配分がいいか悪いかはどうでもいい
それよりTKさんにピエロの写真を認めて頂いたことがとても嬉しかった。
しかしテーマの言葉が弱いことやもっと舞台裏の画像を入れてはとアドバイスをいただいたのでそこらへんは今後ブラッシュアップしていきたいと思っていますと答えた。
tkさんは独り言のようにあのサーカスを超えるにはどうしたらいいのだろとおっしゃっては顔を手で撫でていた
本橋成一さんのサーカスの時間という写真集のことを指しているのだとすぐにわかった
あの写真集を越えるために何が足りていないか真剣に考えてくださるtkさんに感謝の気持ちでいっぱいになった。。
以前料理の写真集を制作して出版したいと思い企画したが途中で頓挫してしまった苦い過去がある。
その時色々と相談に乗っていただいた方々やプレゼン撮影用に料理を作っていただいたフードクリエーターの中山晴奈さんにはほんと申し訳ない気持ちでいっぱいです。
やはり作家としてそれなりに名前が出ていないと出版社は会ってもくれない厳しい現実を知りました。
しかし近年自費出版とクラウドファンディングサービスというものがある。自費出版社にかかる経費を見積もってその資金を集めるためクラウドファンディングサービスで写真集の内容をネットで広く紹介して賛同者を募り資金集めを行うのだ。
もちろん資金集めを代行するそのクラウドファンディング会社にはそれなりの手数料が発生する。
悪く言えば人の褌で相撲を取る的な会社ですが利用価値は大ですし私自身50歩100歩的な感じは歪めない。
なんてぼやいていても何も始まらないので持ち込みでピエロのプリントを見ていただくため美術写真集を専門に扱う出版社ts社のtkさんにアポを取るため電話をしました。
ご返事は1ヶ月待てるならお会いできますよ、、でした
つまり11/21の14時30分でお約束した。
tkさんは昔からブログをちょくちょく読んでましたが人生を捧げてこの仕事に取り組んでいらっしゃる方でその姿勢は頭が下がるばかりです。
なのでtkさんにお会いすること自体私にとって大それたことでありしかも自分の作品をどう評価されるかその反応が今から怖くて仕方ないし出来れば今から電話してお断りしたいぐらいの気持ちでいっぱいだった。
とにかくプリントの精度を上げるべく作品を元同僚に評価してもらうことに決めた。
そこで昔から思ったことを口にする正直なカメラマン松本裕之くんに会うことにした。
彼はお世辞など絶対言わないし辛口のコメントがもらえるという確信があった。
その確信は見事にあたり褒め言葉は一切なく色々と辛口アドバイスをいただいた。
1つ 黒の締まりが少し足りない
2つ トリミングが甘い
3つ 舞台裏の画像がもう少し欲しい
これを元にネガを再セレクトして丹念にブラッシュアップのプリント作業に入った