先日のブログで紹介したカールツァイスプラナ−50mmZFを写真集で使用出来るかS君からレンズを借りてテストした。
実際の撮影を想定し、料理のライティングを再現したテストと新聞紙による複写テスト、さらにハロゲンライトの灯体を画面に入れたテストを行なった。
1_料理のライティングを再現したテスト
開放ではピンが甘く、F4からは優等生に変身。
光学的にはその他気になる事はなし。
ボケの綺麗さが印象に残る。
2_新聞紙による複写テスト
やはり開放ではピンが甘く四隅が露光不足に。
50㍉だというのに歪曲収差(樽型)が激しい。
しかし、この歪みが私は大変気に入っているのです。
ハッセルの80㍉も同じ事が言えますね!
3_ハロゲンライトの灯体を画面に入れたテスト
フレアーは灯体を中心に綺麗なグラデーションで画面全体に影響する。
また、緑のゴーストが発生してしまった。
結論
標準レンズなのに歪曲収差(樽型)のおかげで少し広角感があり、綺麗なボケアシと相まっ
て雰囲気を演出してくれる。
確かに癖の有るレンズだが絞りの癖を読み切れば素晴らしい写真が撮れるに違いない。
しかし、このレンズの持っている空気感はスナップ向きかもしれない。
85㍉のプラナーは絵に緊張感が無くなるのであまり好きではない。
75㍉が有れば幸せなのだが!
もう少し、じっくりテストを行なう事にしよう!
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お時間のある時に見て頂ければ幸いです。
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