ツリーハウス製作工程 詳細-1 基礎の鉄パイプ

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ツリーハウスの製作を始めたのが2007年5月。

そして、今年の5月3日に塗装と手すりを製作してとりあえず完成。

昨年から比べると雨風にさらされだんだん自然と馴染んできました。

以前駆け足で制作行程を説明しましたが、今回から数回に分けて不定期にブログアップしようと思います。


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カエデに貫通している基礎の鉄柱
2×8を3枚重ねて大引きを乗せる
  
この、ツリーハウスの基礎は2本のホストツリーに貫通している20ミリの鉄柱です。

その鉄柱に大引きを組み、根太を渡し床を張った。

ドリルで穴を開ける前に手のひらで「パッン」と太くたくましい木の幹を叩き「私の我がままで穴を開けます。スミマセン」と心の中で言ってから作業に入った。

実際、木にドリルで穴を開ける事は残酷な事だけど、この方法が木にとって一番負担の少ない方法なのだ。

一般的に日本では、板で幹をサンドイッチして基礎を固定する方法がとられているが、水を吸い上げる妨げになり、結果想像以上に木に負担がかかるのだ。

ホストツリーで候補にあがった木は「白樺×2」「かえで」「もみの木」の4本

しかし、白樺は寿命が早くしかも夏に大量の水分を吸い上げるので、ドリルで開けた穴から水が出て来てしまい枯れてしまう事も、さらに幹が弱く風に揺れる等ツリハウスクリエーターの小林さんから助言を頂きホストツリーから外した。

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こちらはもみの木、大引きの上に根太を渡す

鉄柱の補強用にワイヤで上に吊っている

上の幹にも鉄柱が入っている


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鉄柱とツリーハウスが干渉しないよう、壁に大きめの穴を開けている

ツリーハウスは風で5センチ程ゆらゆら揺れるのだ

何とも言えない揺れ方で最初はめまいかと錯覚した

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まっすぐ平行にドリルで穴を開けるのは非常に難しい作業だ。

一気に20ミリのドリルで穴を開けず、最初は細いドリルで作業し、3段階で20ミリまで穴の大きさを広げた方が後々微調整が出来る。

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お時間のある時に見て頂ければ幸いです。

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このページは、澤田スタジオ HOMEが2009年7月 5日 11:01に書いたブログ記事です。

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