デジタルはエコロジスト

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今年に入って水を使用する撮影が多い。

ガラスの皿に水を張りそこに水滴を落下させ着水したときのクラウン瞬間写真や水槽に水を入れエアーを出しての撮影等々。

今回はいよいよスタジオにプールを入れての撮影。

アングルは真フカン(真上から撮影)。

水を張ったプールの底にブルーの素材を敷き色ムラを作る。

さらに水面を波立たせることでハイライトを作り夏のイメージを演出。

上の画像には無いが当然化粧品が水面とカメラの間に有り、しかも水面には花が漂っている。

水面に波を加えてストロボ光によるハイライト(キラキラorギラギラ)の演出は波の強弱でその表情が違ってくるし当然同じ物は2度と撮れない。

デジタルだと撮影して直ぐにモニターでチェック出来るので大変助かる。

フィルム時代は横にポラカメラを設置して1ショットごとにフィルムとポラ両方に同じ画像を感光させポラを毎回チェックし修正しながらの作業となる。
(スタジオを暗くし両カメラともバルブにセットしてストロボを発光させ同じ画像を撮影する)

デジタルは時間とお金の節約とエコにもつながる。

何よりカメラマンとしてはスタジオを暗くする必要が無いため水面に輝くストロボ光を見れるので波の強弱の指示が出せて撮影に集中出来、なおかつ精神的な負担も少ないが、フィルム時代に現像が届きライトボックスにポジを置いた時の感動は全くない。



どちらが良いのか悪いのか、どっちが楽なのか辛いのかではなく今ふと思った事で深い意味は無いのだが・・・。




今日使用したプールをベランダで干していたのでスタジオに入れようとした時、その中にカミキリムシが居た。

こんな都会にカミキリムシがと思いながらそっと逃がした。




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お時間のある時に見て頂ければ幸いです。

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このページは、澤田スタジオ HOMEが2009年6月 2日 23:15に書いたブログ記事です。

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