+5~10%の遊び心がドラマを創る

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今回のロケはオープンオンリーだが
気になるチェアーがあったのでパチリ
ブレブレじゃん

気持ちよくカラッと晴れた今日、山梨県にロケハン(ロケ現場の下見調査)に行った。

ロケハン現場到着後、私が一番最初にする事はコンパスを使って方位の確認だ。

方位を元に日の出日の入りの場所をイメージして、そのイメージした光からこれからロケハンする1日の時間ごとの光や空気感を自分の頭の中で創りさらに確信にしていく。

一番重要で難しい作業だ。

その後の確認事項と情報収集は撮影の内容で異なる。

今回の撮影の商品は4tトラックでの搬入になるのでトラックの侵入経路の確認。

また、商品を広げるスペースの問題。

この2 点がクリアーされなければどんなに理想的なロケーションだろうと撮影は出来ない。

残念な事に最初に行ったハウススタジオはロケーションは最高だが商品置き場のスペースに問題があった。

その事はとりあえずここでは置いといて、次に確認する事は先ほど書いた事と重複するが、撮影リストからカット数を大まかに割り出してどれだけのバリエーションがどこで何時に撮影出来るかをキッチリ頭に入れる事だ。

それを元に香盤表を制作して当日の作業が進む。

私は撮影前のロケハンも含めた打ち合わせ等で撮影の85%は頭の中で終わっていなければならないと思っている。

残り15%は現場で感じたインスピレーションを大切に創り、最後に+5~10%自分らしさの遊び心を乗せたい。

100%に+5~10%乗せられるか否かが勝負どころだ!

そして、その遊び心こそが写真にドラマを創るのだと信じている。

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ロケハンでは色々な事を想定して撮影する

人間が創るほとんどの物は真上から見た時の事を考えていないのか
とても平面的でつまらないデザインが多いような気がする


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お時間のある時に見て頂ければ幸いです。

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このページは、澤田スタジオ HOMEが2009年4月30日 23:34に書いたブログ記事です。

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