空を飛べたあの日のことをわたしは忘れない

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20140316_16:50

湖畔の淵に立っていた

何時だろう・・・

周りは明るいが太陽は何処にも見えない

陰もない

風もない

音もない

色もない

自分の鼓動も聞こえない

無味、無臭、無音の透明な時間

何時だろう・・・

昼間である事は確かなようだ

一歩踏み出せば5メートル真下の湖に落ちてしまう

そして、私は踏み出すのでは無く足首を支点に状態を前に傾け頭から真っ逆さまに落ちて行く

着水するまで時間が長く感じる

目を閉じているのだろうか

何も見えない

ただ、時間だけがゆっくり流れている感じ

水しぶきを頬に感じ目を開けると私は水面ギリギリを低空飛行している

まるでツバメのように・・・

両手を広げ風を切り水面ギリギリを・・・

顎を上げると今度は急上昇

真直ぐ天に昇って行く

そして、ある程度の高度を保って中にただ浮いている

とても不安定で無防備ば状態

いつ落ちてもおかしくないし

なんで浮いているのかも分からない

理解出来ない

眼下にはどこかの見知らぬ町が広がっている

湖畔は何処にもなかった

今も昔のように空を飛べるだろうか。。。。。

また、出来るなら・・・

昔のように空を飛びたい

夢の中で

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20140313_16:04

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このページは、澤田スタジオ HOMEが2014年3月16日 14:50に書いたブログ記事です。

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