二の腕から切断された袖達!

長野、八王子、白州と連日ロケが続きましたが、明日はサワダスタジオで久し振りに手タレの撮影です。

手タレは持って生まれた美しい腕と手に磨きをかけ、さらにそれを維持する努力を怠らない。

私生活や家事では手袋を常に使用し、殆どのスポーツはNGなのだ。

どう考えてもインドア派の人に向いている職業ですね!

また、手タレならではの面白い商売道具が存在する。

それは、二の腕から切断された袖!

例えば、手タレカットの絵面には結構自分の手を想定した撮影が多い。

言い換えればカメラ目線上にカメラの手、すなわち自分の見ている自分の手が有るという事で、どうしても手タレの頭がカメラの前にくる。

なので手テレは撮影現場では非常に無理な体勢を強制される。

そうすると、袖口などが不自然に突っ張る事になる。

よって、二の腕から切断したスーツやシャツの袖を撮影では使用するのだ。

ところで、手タレという職業の寿命は短いと思う。

なぜなら、年齢と共にシワが多く深くなり、それが一番ごまかしづらい箇所にもかかわらず、カメラが寄って撮影するので必然的にそれがアップとなり直ぐにボロが出てしまうからだ。

以前、化粧品のイメージカットのバリエーションで、手タレがクリームを人差し指ですくっているアップの撮影をした事があった。

その時は若い手タレだったが指紋のザラザラ感まではっきり写っていた。

流石にリアリティが有り過ぎるという事で使用される事は無かったが・・・!


明日は逆光or反逆光をメインとし、柔らかいトーンで腕と指の立体感を作りつつ、持っている商品の存在感が出ればと考えている。

私のプロフィールと作品はサワスタジオのHOMEに有ります。
お時間のある時に見て頂ければ幸いです。










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このページは、澤田スタジオ HOMEが2009年8月19日 23:03に書いたブログ記事です。

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