<NikonD2x+18~200>
サワダスタジオSSロゴテスト撮影
今回のクライアントはヨーロッパのシューズメーカー。
この仕事もそうだった。
本国で撮影した参考画像がメールで届き早速撮影開始。
その本国で撮影した商品写真は生光だった。(生光=裸電球でライティングするような物)
通常、日本での商品撮影のライティングはトレペ等でデュフューズしてエッジ(商品の角)にグラデーションのハイライトを作ったり陰を弱くしたりと一言で言えばソフトな表現をするがそれらをいっさい使用しない生のライティングは久しぶりである。
生光の良い所は色がちゃんと出て商品の存在感が強くアクティビティな感じが有る。
生光は生まれたままの光で商品を照らし商品本来の持つ色と型を表現してくれる。
言い換えれば<生きた光だ!>
以前某衣服通販会社の仕事で生光オンリーのモデル撮影をした事が有る。
アウトドアーではドピーカンでないとOKが出ない。
スタジオでもストロボ生光で撮影。
モデル撮影でここまで生光にこだわったクライアントも初めてだった。
そんな生光の撮影を1週間続け、その後普段のライティングでモデル撮影をすると「力強さ」というか「存在感」というか、とにかく撮影した写真に物足りなさを感じてしまう後遺症が残る。
生光ライティングは控え目で自己主張の下手な日本人の体質に合わないのか、生光の写真が評価され広告写真としての出番がもっと多くなっても良いと思うのだが。
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