鹿が角や歯で木の皮を剥いて食べた後
高さ1メートル幹一周全て食べられている
この木は多分枯れてしまうだろう
長男KEIはエレキギタ−やジャグリングの練習に明け暮れている。
次男NAOは今年入部したバスケの練習に励んでいたが一人練習に飽きたようで私に「つまらない!何かしよ〜よ」と薪割りの邪魔をしてきた。
何をしようかな〜と斧を降ろして考える事数分。
その時以前義理のおとうさんから聞いた話を思い出した。
義理のお父さんは北海道育ちで山の事を色々私に教えてくれる。
その中に鹿の雄は毎年この時期に角を落とし3ヶ月ほどでまた角を生やすのだと。そしてこの季節、森や山中にその角が稀に落ちていると。
そして、NAOを誘って頂上公園から美ヶ原に通じるハイキングコースで角探しを始めた。
ハイキングコースは山の稜線沿いに続き両脇は高さ50センチの熊笹と木々で構成され、少し中に入ると崖になっている。
熊笹の中に無闇に入って探すのではなく、NAOと相談して鹿が食べた皮が剥ぎ取られている木の近くを捜査する事にする。
ハイキングコースから10メートル中に入った所にその木を発見、平泳ぎの様に両手で熊笹を分けながら近づき下を見ると当たり前の様に鹿の角が下に置いてあった。
とても落ちていたという感じではなく約束道り置いときましたという感じだった。
それゆえ何の感動もなく拾い上げてNAOに渡した。
現場で記念撮影
渡されたNAOはビックリ仰天で大はしゃぎ!何で何でを連発。
なぜなら「角は滅多に見つける事が出来ないから多分見つからないよ!それでもいいならおとうさんと探そう」と言い聞かせていたにも関わらず一等最初で発見できてしまったのだから興奮するのも当然だ。
私は至って冷静でこんなに簡単に探せるのならもう一本ゲットだぜ=!とその時は思っていたのだが、その後捜査を3時間続けたが・・・・・・。
欲張ってはいけませんね!無心で謙虚な気持ちで森に入らないと山からのご褒美は頂けないのです。
山小屋に持ち帰って記念撮影
現場で撮影した画像では分かりませんでしたが
こうして見ると結構大きい事が分かります
全長65センチ、角に欠けも無く4つに枝分かれした綺麗な角
臭いを嗅ぐと微かに甘い香りが・・・・
ムスク?????
帰り際、里山に住むお父さんに見てもらうと「4歳以上の立派な大きい鹿だぞ!」とのことでした。
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