「撮る」か「撮らされる」か!

先日、知人の紹介で知り合った、若いカメラマンの作品を見る機会があった。

大阪の貸スタで働いていたが、昨年東京に活躍の場を移し、がんばっている。

若いカメラマンとの交流は、若かった過去の自分に逢えそうな感じになり、無くしてしまった何かを取り戻せる気になるから面白い。

また、若い力の作品に触れることで自分自身も触発される。

さて、彼の作品の入ったファイルをめくっていく。

被写体に撮らされている作品も有れば、撮っている写真も有り、現場での柔軟性が有るように思えたが撮らされている作品に関して思う事は、ありきたりな表現方法とアングルに物足りなさを感じた。

ところが、撮っている写真には個性がありとても面白い。

特にアパレル関係のモデル自然光撮影は光の感じ方と読みが抜群にいい。

残念な事にモデルの完成度が今ひとつ、これからの課題だ!

50ミリ1本で全ての作品を撮影しているのでフットワークをもっと使って色々なアングルと寄り引きに挑戦して作品の幅を広げていくと面白いと思った。

そして、若者にいつも言うアドバイスは「小手先のごまかしはしない、PSで加工処理せずもっと直球勝負で行きなさい」だ。

これはオヤブン(ハヤサキスタジオ社長、故 早崎治)の口癖で、私が若い頃、オヤブンから散々言われた言葉だった。

その意味がやっと最近分かるようになった。

がんばれ、若者!

自分を見失う事無く、自分を信じて被写体に挑め。

それが、たとえ間違っていたとしても財産になるのだから。

私のプロフィールと作品はサワスタジオのHOMEに有ります。
お時間のある時に見て頂ければ幸いです。

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このページは、澤田スタジオ HOMEが2009年7月 3日 12:27に書いたブログ記事です。

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