行けるZO!D3x

2003_081_2.jpg
( コンタックスTVS )
サワダスタジオ2003年の年賀状
我がD3xはジュエリーに始まりモデル、商品、料理と撮影を順調にこなし今日は某T大学で教授の撮影です。

前もってロケハンは無し。出たとこ勝負、美しい構図とドラマッチックなライティング、的確な行動と早い決断力そして感性が問われる。

なんせ、取材の他、場所を変えて表紙(イメージ撮影)の3カット、立ち会いも多く時間も少ない中ではチト厳しいが毎回いい写真を撮り続ける事が我々プロの仕事です。

今日は天気も悪いので全てストロボによるライティングでの撮影に決定!
部屋の奥行きを生かす為蛍光灯とミックス、窓の抜けの明るさ等を考慮するとISO400で1/60、F5.6になる。先日のテストで増感はISO200が限界と結論を出したはずだが・・・!


撮影が終了してスタジオに戻り早速NEFと一緒に出した軽いJPGを観覧。

増感による画像のあまさ、にじみ、ノイズ等は問題無し。行けるぞ!やるじゃんD3x!

アメリカのノイズ軽減ソフトを視野に入れての観覧だっただけにほっとした。


これで一通り色々な撮影を終えたのでD3xとD2xの比較や今現在の感想を添えると。

D3xを使用するならレンズはナノクリ以外は論外。

FXフォーマットのパホーマンスが100%発揮出来ないからだ。

ナノクリは3千万画素を想定して作られている為シャープでクリアーな画像が手に入る一方、広告の場合パンフォーカスが求められることも確かで4×5レンズのように絞り過ぎると解析が出る。ここはピンをずらしてレイヤーでパンフォーカスを作るしか無いだろう。

D3で出尽くした為かバグ等のトラブルが今のところ皆無で安定感抜群。

私は常にPCに繋いでの撮影スタンスを貫くためハードとソフトのトラブルが無い事は大変助かる。

D2xの時はロケ中にトラブル発生でNPSの方が代替えを現場に持って来て頂くまでD1xで撮影した苦い経験も有る。ちなみにそのD2xは私の元には二度と帰ってこなかった。

PCの取り込みが格段に早くなった。

D2xの色に比べてとてもニュートラルになった。特に人肌が私好みになった。

やっと、D2xの若干の赤浮きから開放されそうだ。

しかし、それにはNX2での地道な現像作業が待っている事も忘れてはいけない。

トータル的に加工しやすい、素直な色とトーンの画像が出てくる。

一見彩度が低そうに見えるが後処理で必ずトーンカーブをいじって彩度が上がるのでこれで良し。

その為にはピクチャーコントロールはニュートラルでなければならない。

間違ってもスタンダードにしない事。スタンダードはJPGそのまま使用をする人のみ恩恵が有りそうだ。

最後に明日現像して結果が出るが今現在の楽観的な判断ではISO400までの増感はOK!

だいぶ完成度の高い癖の無いカメラのようである。

解像度や緻密な再現力等はバックタイプのそれに限りなく近くフットワークの良さ等トータル的に考えてもD3xのこの価格は安いと思う。

道具は揃った!



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このページは、澤田スタジオ HOMEが2009年1月22日 00:01に書いたブログ記事です。

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