カメラはどこに行くのか!

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HP表紙用テスト撮影 その2
<Nikon D2x+18~200>

昨年末思った事が有る。
それは、「最近のカメラってパソコンの周辺機器じゃん!」と・・・・。
こんな事書くと「そんな事はない、バカな事言うな」と反論される方や、逆に「言われてみればそうだよな〜」と納得される方それぞれだと思います。
皆さんはどちらですか?

私がそう思うのにはそれなりの理由が有るのです。
私の仕事のスタンスとして必ずカメラとパソコンをUSBコードでつなげて撮影するからです。
理由は2つ。

  1. 本データ(RAWデータ)を確実に取り込む為。(10年前はCFカードに取り込んだはずデータが消えた等のトラブルが実際に有ったとギアハウスのK氏から聞いり、元同僚のS氏からも聞いた。それが人為的な事なのかメカ的な事なのかは不明、最近はほとんど聞かないが。)
  2. 撮影前にADから送付してもらったレイアウトやキャッチコピーやロゴマーク等のレイヤーと撮影したJPGの軽いデータを現場ではめ込んでチェックする為。

撮影終了後すぐに外付けHDDにバックアップ。

しかしながら、そうも言ってられない時間の無い撮影の時は撮影済みのCFカードをその場でエプソンのフォトストレージに落として行きます。

フィルムもデジタルも無くしたら終わりですから。
フィルムの場合拾ってくれた人が居れば出てくるし、デジタルの場合お金を積めば救われることも有りますが。

そんな訳で今の時代カメラはPCの周辺機器で画像はバーチャルな物なのです。

20年前はフィルム100%だった仕事も現在はデジタル100%となりました。

時代の流れと言うか技術の進歩は速いです。

私は両方を体験し、時代の変化を見る事が出来て今現在を大変楽しんでいます。

だって、昔は撮影のみで終わっていた仕事が今は自分でレタッチ、合成、加工が出来るんですよ。
だからと言って何でもかんでも修正だ合成だなんてやり方は間違っていると思います。
良い素材が無ければ良い合成等出来ません。
良い合成とはあくまでも自然に見える事。やり過ぎ出来過ぎはいけません。
すべては出しゃばらない事につきます。

カメラがカメラであった時代

カメラがPCの周辺機器の時代

そして、カメラはムービーに近づくのか?

はたまた、ムービーがカメラに近づくのか?
 
どちらにしても両者が1つになる時代がすぐそこまで来ている、いや、もう始まりつつ有るといっても良いかも知れませんね。

そしてみんなPCの周辺機器に!それも楽しんじゃいましょー!

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<Nikon D2x+PC85>

合成でも良いのだが・・・・あえてデジタル1発撮影
バックとガラス容器の微妙な関係は合成では出せないかも。
ビニール張って、バックに穴をあけて、鉄パイプ出して、それで化粧品を宙に浮かせて、
手間ひま掛けてじっくり撮影。
私の我がままを聞いて下さったクライアント、ADに感謝致します。
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このページは、澤田スタジオ HOMEが2009年1月28日 23:20に書いたブログ記事です。

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